戦場にて分別有ては突破る事成らず、無分別が虎口にて肝要也
葉隠武士道の一文です
戦場で分別など持っていたら、突撃などとても怖くてできるものではない。
という意味らしい
なるほど、無心であれということだろう。
障害のことなど忘れて、一心不乱に今目の前にあることに集中し、一心不乱に仕事をしよう。
それがいちばん幸せかもしれない。
葉隠武士道を読んでいて面白かったのは
「芸は身を滅ぼす」
という一文です
普通は「芸は身を助く」でしょう。真逆のことを言っているのです。
しかも「不器用であれ」とも言っている。
現代の常識からすれば「非常識」でしょう。
でもこれも多分「器用貧乏」ということに近いことを言いたいのだろうと思った。
現代、インターネットや各種メディアによって、人は情報過多の状態だと思います。
そして、いろんな情報を耳にして「知ったかぶり」になってしまうが、その実何もできないというのが
多くの人にあるのではないだろうか
一芸に秀でることが難しい世の中だと思います。
僕が20代の頃、ある腕の良い宮大工さんに「こんなすばらしい仕事ができて良いですね」
と言ったら「わしらの頃は、これ以外にすることができなかったんだよ。これ以外にすることを許されなかったんだよ」と言われた。
思い切り突っ込まれた。
そうです。今の世の中は職業の選択に自由がありすぎるのではないだろうか。
たくさんの選択肢があるから、一つのことに集中できないのではないか。
結果として、仕事上で、苦難が来ると、他の仕事に目移りしてしまい、修練ができず
結局「一流」になれない。
そんな時代ではないだろうか。
投稿者プロフィール
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。