和包丁を世界へ販売するために自分で撮影し、
日本の和包丁がどのような製造工程で作られているのかを世界へ
知ってもらうためにYoutubeにアップした動画です。
堺の和包丁の鋼付け工程
堺の和包丁の型断ち工程
種子島の包丁の工程
(種子島の包丁は日本の包丁作りの起源なのです。古くは平安時代源頼朝に追われ島流しにされた平清盛の孫行盛の子が京から、各種職人たちも呼び入れたことから刃物職人が種子島その技を伝承したのです。さらに種子島は砂鉄の宝庫であったということも鉄加工の技術を発展させた一因だったと言われています)
鋼の本包丁1本2万円弱である。もちろん高いものは20万近くするものもあります。
1本を作るのに職人さんが述べ24時間ち近くかけて動画のような工程で
汗水たらして作り込んでいくのである。
それがたったの2万円弱である。
僕はこれを見たときこれだけの労力をかけて作った包丁にしては安すぎると思った。
こんな値段で販売するのは職人さんに失礼だと感じました。
今の主婦は、いやファミレスなどの厨房の料理をする人(あえて「料理人」とは言いません)
はほとんどステンレスの包丁を使います。
和包丁を使うのは、伝統的な日本料理店の「料理人」くらいのものである。
ステンレスの包丁は切れないとい言いますが、包丁の職人さんに聞いたところ
「そうではないですよ。
ステンレス包丁は錆びないから研がない。
研がないから切れなくなる
そして切れなくなると捨てる
つまり使い捨てなのです。今の世の中、さびた包丁を研いで
長く使い続けるということをしない。要するに今の主婦も飲食店の料理をする人も面倒くさいことはしないんです。
和包丁は錆びる。だから和包丁は売れないのです。安価なステンレスの包丁を購入して切れなくなったら捨てる
それだけのことです物を大切にする心がなくなってしまった。
安価なステンレスの包丁を購入して切れなくなったら捨てる
アメリカから来た大量消費、大量使い捨て文化がそうしてしまっているのです」
とおっしゃっていました。
日本人が和包丁を使わないから日本の包丁職人が生活がやっていけない。
だから和包丁工場はどんどん閉鎖に追い込まれる。
だから伝統のすばらしい職人技が伝承できない。
こういった悪循環が、今、まさに起こっているのである。
和包丁だけではなく、日本のすばらしい職人技を潰してしまっているのは、
実は日本人自身ではないだろうか。
僕はこれを見てから、自宅で家内に和包丁を使わせ、錆びてきたら僕は研ぐようになった。
残念ながら半身麻痺になってしまっ今の僕には
もう研ぐことはできないけれど、それでも家内も和包丁の良さが分かってきたのか。
自分研ぐから研ぎ方を教えてほしいと言って来た。
研ぐ作業は確かに面倒である。
現代の日本人は、「できるだけ労力を使わない便利なもの」ばかり追求している
のではないだろうか。エコだエコだと言いながら、冬は冷たいのはイヤ
夏は暑いか面倒なことはイヤ、そして「エコ商品」とか言って
全自動の食器洗い機を購入して、自分は環境に役立っていると自己満足してる。
水の使う量が少ない省エネの食器洗い機、本当に「エコ」なのだろうか
この高性能な食器洗い機を製造するためにどれだけの資源「レアアース」や
エネルギー「製造ラインに必要な電力など」が使われているのかを考えると
本当に省エネと言えるのだろうか。
ハイブリッドカーにしてもそうだが、どうしても出来上がったものしか見ていない。
その商品が出来上がるまでの製造工程にどれだけのエネルギーを使い、さらには
どれだけ公害をまき散らしるのかということに目は向けれていない。
日本の伝統の職人技は、製造工程からムダは非常に少ない。
本当の意味でのエコとは何かを一度考え直してみる必要があるのではないだろうか。
日本のモノづくりメーカーを疲弊させてしまっているのは日本人自身ではないだろうかと感じるこの頃です
こういったことを世界に伝えることが今の私にできる唯一のことです。
投稿者プロフィール
-
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。