感覚障害の世界


僕は重度の感覚障害である・・

普通、片麻痺といえば、運動麻痺(麻痺側の手足が不自由)をイメージされる

でも脳卒中の後遺症の片麻痺患者の多くに感覚障害がある

これは見かけでは全く分からないから第3者には理解され難い

何が辛いかって・・

とにかく左半身が(人に)(モノに)ぶつかることだ・・

昨日のように人の多い百貨店などに行ったら往来する人にぶつかりまくり・・

ぶつかる度に「すみません」と謝らなきゃいけない・・

これだけでも精神的に疲れてくる・・

なぜ、これほほどまでに左半身が(人に)(モノに)ぶつかるのか

これは感覚障害の経験者でないと説明しても分かりにくいと思うけど

とにかく左半身の存在がキチンとイメージできていないのだ。

簡単にいうと存在自体を感じないのだ

僕の身体感覚イメージは下記のようなイメージだ

$俺はまだ生きている!脳出血・半身不随になった元IT系社長のひとりごと

左手足だけでなく、グレーの部分は「全て」存在を感じていない・・

例えば、目をつむるのと左肩がどこにあるかわからない

つまり左肩の位置感覚が掴めていない

通常、前から来る人とすれ違うときまず目で判断し、どの程度右に寄ればぶつからないか

えを無意識には判断しているのだが、そもそも左肩の位置が認識できていないから

左肩の位置が連すれ違う人とぶつからない位置にあるのかどうかさえわからない

だからどれだけ右に寄ればぶつからないかもわからない・・

だから右への寄り方が不十分なときが度々起こり、その都度人にぶつかる

それに比べて健常な右半身は器用にすれ違う人をよけていく・・

なのに左肩は人にぶつかりまくり・・

これは自分でも不思議な感じだ・・

問題は左肩だけではない

当然、左足も位置感覚が分かっていないから

小さな子供が前から来ると思い切り蹴ってしまうことがある。

当然、親御さんは嫌な(変な顔)をしする、

睨みつけられることもある

だから謝る・・

なんとなく情けなくなってくる・・

運動麻痺により普通に歩けないことよりも

こちらの障害の方が精神的には辛いものがある

でもこの感覚障害・・

今のところ回復のための有効なリハビリ方法ないようだ。

それもそうだろう

運動麻痺ならリ理学療法士などのセラピーでも

どう動きが悪いのかが見てわかるから矯正方向性が分かる

でも感覚障害なんて第3者からはどう感じているかんなんて

全く「観察」することができない

だから、矯正?或いは感覚訓練の方法が見えないのだ

これは本当に困ったもんだ・・

人にぶつかるだけじゃなく

いろんなものにぶつかり落とし、壊してしまうのだから・・

いつか僕の感覚は回復するのだろうか・・

投稿者プロフィール

岡下俊介
岡下俊介代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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