「民事不介入原則」という言葉を一度は聞いたことがあると思いますけれど、
これは簡単に言うと
警察は「刑事事件」を扱うのであって、「民事事件(金銭の貸し借り上のトラブル)」には「一切」関わらないということです。
「あの人は貸したお金を返してくれない。返せないものはしょうがないだろうなどといって、
申し訳ないの一言もない。あつかましくけしからん、早く逮捕でもして下さい」と
交番に駆け込んだところで相手にしてくれません
ここで問題になると思うのは悪徳業者のサラ金などでお金を借り、脅迫まがいの
取り立てをされたたときでさえも警察は一切か関わろうとしないということです。
なぜこんなことを書くのかというと、
僕自身がこの「民事不介入原則」を盾に警察から追い返された経験があるからです
もう十年以上前の話になりますが、サラ金からの借金まみれになっている
ある人の自己破産を手伝ってあげた事があるのですが、
そのときに警察から民事不介入原則」を盾に警察から追い返されたのです。
借金まみれになったその人がもう会社も辞めざる得ないような状況に追い込まれて
退職金をもらいに行くときに、取り立て屋に追われるからいっしょに来てほしいと
言われ、いっしょに行ったのです。当時の僕はまさかそんなことがあるわけないだろう
と思っていました。
ところが退職金を受け取り会社のビルから出ると
なんと本当にヤクザっぽい取り立て屋(たぶん個人のサラ金業者だったと思う)が
待ち伏せしていたのです。
そして突然近付いてきて、
「われ!自己破産しようと考えてるんやて!?」
「人の金借りといて返さへんで、ただで済む思てるんか!」
「自己破産するんやったら弁護士費用があるんやろ!そんな金あるんやったら先に金返さんか!」
とか言ってその人に近づいてきたと思ったら、
その人は退職金の入った鞄をひったくられたんです。
僕は咄嗟に「これはおのままここに居ちゃ危ない!ヘタしたら怪我させられるかも知れない」
と思って、その人を引っ張って逃げようとしたところ、
やっぱり追いかけてきたんです。
僕とその人は本当に傷付けられると思い、
とにかくその場を逃げようと必死で走ったのです。
それこそあの竹内 力が主演の映画「浪速金融伝」さながらの状況だったのです(@_@;)
たまたま近くに交番を見つけたので、
これは助かったと思い、その交番に駆け込んだのです。
警察官は確か3人ほど居たので、
「鞄を取られて追いかけられてるんです」
と助けを求めたところ
今ではよく覚えていないのですが、
「何で追いかけられてるんや?」
というような質問をされたと思うのですが
僕は「サラ金の取り立てです」と言った瞬間、
警察官は「それやったら、僕ら手を出せへんなぁ」と言われて
なんと交番の外に出されてしまったのです。
お金の入った鞄をひったくられてるんですよ。
これって明らかに犯罪でじゃないですか
それでも警察官は相手にしてくれなかったんです。
実際、あとで調べて知ったのですが、
少しでも「民事」特に、財産をめぐる紛争が背景にあると思われたときは、
なかなか警察は動いてくれないらしいのです。
でもこれってヘタするとケガさせられる(つまり刑事事件になる)可能性があると僕は思う。
それでも警察は動いてくれないなんて
何のための警察なんだろうって今でも感じています。
だから、もし(今なら)「闇金融」に手を出してしまって、
しつこい脅しの電話なんかがかかってきても
警察に言ってもムダなのです
これがやっぱり変だと思う
その「事件」以来、僕はそんな疑問をずっと持っている。。
なんで警察は民事不介入でなければならないのだろうって・・
金銭の揉め事で殺人事件になるパターンなんて多くある
いや逆に殺人事件の多くが金銭の貸し借りの揉め事が原因じゃないのって思うくらいだ。
なのに殺人が行われるまで警察は動かない
殺人事件を抑止することもできないってことになるじゃないのか
僕は法律家じゃないので、なぜ「民事不介入の原則」なんてできたのか
知らないけれど、
これってやっぱりおかしい、、
と僕は思う
民事事件と刑事事件なんて密接に繋がっていると思うから分ける方に無理があると僕は思う。
投稿者プロフィール

- 代表
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。