もう数十通の同じような障害者の方から
職場に復帰したが・・
障害者雇用枠で採用されたが・・
酷いパワーハラスメントで退職を余儀なくされた
或いは
うつ状態になった云々のメッセージを頂いている
悲しいことである
なぜそういうことが起こるのか・・
考えてみた
僕はその根底には日本人特有の差別意識があると思う
日本人の差別意識は実は欧米人よりも強いと言われている。
なぜか
それは日本という国が単一民族国家であるが故に
過去に人種差別問題が大きな社会問題になったことがないからだと言われている
大きな社会問題になったことがないがゆえに
に日本人はみな「差別」に対する問題意識が薄い
問題意識が薄いがゆえに「無意識に」差別しているのではないだろうか
日本は単一民民族国家であり、外国人はお客様として大切に扱うと言われたりするが
実際はそうではないらしい
観光やビジネス目的の短期滞在ではなく、日本に長く居住している非日本人に訊けば、
差別の事例は枚挙に暇がないらしい。
たとえば、外国人が家や部屋を借りることに大きな困難が伴うこ本当に多いらしい
同じようなことが欧米で起これば、人種差別として大家や不動産業者は告発される
このような差別が存在していることについての問題「意識」が希薄なことにあると思う
人口減少、高齢化の中で労働力不足が大きな問題であるににもかかわらず、
移民に対する強い制限を設け、日本に居住する人の多様化を人工的に阻止している結果、
人々の意識改革が進まず、政府も国会も人種差別禁止に関する立法に着手していない。
人種差別の話にまで発展したけど、
男女差別、障害者差別についても同じような事が言えるのではないかと思う
男女同権に対する差別についてはも他の分野に比べれば、
日本でも夫婦関係、公民権、雇用などに関し法整備が進んでいる。
また、大学受験をはじめ教育分野では、女性の方が優勢であるとも言われている。
しかし、一旦社会に出ると悲惨だ。
世界経済フォーラムのGlobal Gender Gaps Index によると、
日本における女性の地位は世界135位中101位。
高所得国の中で後塵を拝していることはもとより、
サウジアラビア、オマーン、カタール、バハレーン、クウェート、アラブ首長国連邦といった
人権問題全般において多くの問題を抱えるアラブ諸国と最下位グループの順位を
競っている状態らしい
これもすべて差別が存在していることについての問題「意識」が希薄であるがゆえに
「無意識」に差別しているのではないかと思う
「無意識」といえば、セクシャルハラスメントなどが典型的な例だと思う
そして問題なのは
セクシャルハラスメントで訴えられた男性側はそんなことをした「意識」がまるでなかった事だ
でも、「された側」は強い不快感を受けている
例えば簡単な話、
仕事上で有能な能力があるにも関わらず、
女性というだけでお茶汲みをさせられる
といった事例だ。
これにしてもお茶汲みをさせた側の
上司(男性)は全く「差別した意識」はゼロだろう
でも女性側は強い屈辱感を感じている。。
「ハラスメント」いわれるものはこういうものなのだろう。
一方はハラスメント「差別」した意識が全くない
でも一方は強い屈辱感を感じている・・
という状態だ。
こんなことが障害者雇用の上でも起こっているのではないだろうか
たまたま昨日、働く障害者の弁護団という団体のパンフを見つけた。
それによると・・
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これまで中小企業経営者による暴力・助成金詐取というような
明白な反社会的事件がマスコミで取りあげられ、社会問題とされてきた。
それに引きかえ、大企業においてこのような反社会的事件が問題となる
ことは最近ではあまりなく、大企業では法定雇用率の未達成の問題は
あるにしても、雇用した労働者に対する人権侵害はほとんどないものと
思われてきた。
ところが、障害をもった労働者に意識的に前向きに取り組んでいるご
く例外的な企業を除き、大企業においても、管理と効率を優先させる
企業風土の下で、目に見えない形で、障害者は差別され、
やっかいもの扱いをされて、隅っこに追いやられ、
小さくなって働いていることが明らかとなった。
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ということらしい・・
これは法律云々も問題ではなく、まさしく
(常に差別問題を「意識」している欧米人とは違う)日本人の精神性の問題ではないのか
オリンピック招致のときのアピールで
「おもてなし」などという美辞麗句を言っていたけど
実のところ、「日常の中」に「自分と違う人間」(違う人種、違う性別、障害者等々)
入り込んで来たら、「おもてなし」どころない「袋叩き」に合うハメになる・・のではないだろうか・・?
悲しいかな
それが差別が存在していることについての問題「意識」が希薄な
日本人の精神性ではないのだろうか
実際、僕が東京に行ってよく手助けしてくれるのは
なんと欧米の外国人(観光客?)なのである。
それにひきかえほとんどの日本人は
僕がリュックを背負って杖を突いて電車に乗り込んでも
こちらに「意識」を向けない(見て見ぬふり?)状態である
そういう精神性が
「職場」でも「無意識」のハラスメントを引き起こしているのはないだろうか
こういうのは相手が差別している「意識」がまるでないから厄介だと思う
ちなみにハラスメント(Harassment)とは正式には「差別」の意味ではなく、
いろいろな場面での『嫌がらせ、いじめ』を言い
その種類は様々で
他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく
相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり
不利益を与えたり、脅威を与える事だそうです
要は日本人は案外「相手の思いを汲む」
いわゆる「思いやり」が苦手なのではないだろうか
なぜなら、単一民族であるがゆえに
「相手も自分と同じ価値観」と思い込み
「相手も自分と同じ価値観」でなければハラスメントに至る・・
投稿者プロフィール

- 代表
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。