よく「障害受容」などという冷たい言葉聞くが、中途障害の苦しみはそんな生優しいものではない。
二度と走れない・・・
二度と泳げない・・
二度とちょっと重い荷物も持てない・・・
サンダルも履けない・・
左手でお茶碗も持てない
人間としてごく普通の行動ができない・・
この苦しみは健常者には絶対に理解できないであろう。
例えばラーメン屋に行くとカウンターの上にできたラーメンを置いてくれる
でも到底スープ一杯の器は片手では受け取れない。
情けない・・こんなことさえできなくなったのか・・
日常生活の中で、普通の人間なら何も考えずに当たり前にできることができない。
朝起きたとき、麻痺足は硬直している・・
必死で立ち上がる。
足首が尖足気味になっているので立てない。
ゆっくりと痺れを我慢しながら立ち上がる。少し時間を置いて痛みが和らぐと一歩踏み出す。
朝から自分の身体との闘いである。
24時間こんな具合だから、気持ちの張りというか「負けるもんか」という気持ち
を維持し続けなければならない。
少しでも気が緩むともうイヤだ・・こんな生き方なら死にたいと言う気持ちがこみ上げてくる。
脳卒中の後遺症とは残酷なものだ。。
これは医者でも健常者である限り、理解できまい。
平気で医者は障害受容が大切という、、
その医者が本当に同じ状態になったら、そう簡単に受容できないと確信する。
この先何年生きるのかわからないが、こんな苦しい、そして情けない思いをして生き続けなければ
ならないのか。。
ある、障害者の方が言っていた
「我々は現代医学にただ生かされているだけだ。こんな生き方に人間の尊厳も何も無い」と・・
それでも生きなければならない。。
左手が全廃なのでお茶碗が持てない。だからお茶漬けすら食べれない
こんな身近な些細な出来事で、まだ、気分が落ち込み、考え始めると抑うつ状態になっていく。
いつかこの左半身は回復するのであろうか
この状態に耐え、生き続けている自分が我ながら強いと思う。
すこしくらい自画自賛してもよいだろう
投稿者プロフィール

- 代表
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。