ありがとうと言われたい、ただそれだけ
ありがとうただ「ありがとう」と言われたいだけなのです。先日僕がやろうとしているNPO法人の事業についてある社長に話をしましたところ「そんなビジネスモデルでどうやって収益を出すの?」といろいろビジネスとしてのあるいは事業としての課題を指摘されました。入っていることはもっともな話でした。これを一般の企業のように「収益の最大化」を目的とするならば、指摘された課題やアドバイスは正しいと思います。企業が「利益を最大化」できるということは、その企業が出すサービスや製品が、世の中から必要とされている証拠であり、そのことによって雇用創出できるとよく言われます。確かにそのとおりでしょう。でも僕は今回の事業をはじめようとしたきっかけは、障害者になってしまったとき、自分はもう役に立たない人間になってしまったのではないだろうかという言葉には表すことのできない何とも言えない挫折感・失望・喪失感などを乗り越えるため、障害者になってしまった自分がまだ役に立つ人間であるのかということを確かめたい、いや何としても役に立つ人間であり続けたい、そしてたとえ障害者であっても人の介助を受けながら生きていくような人生を送りたくな...