悔しくて、悔しくて、悔しくて、もどかしくて、もどかしくて、悔しくて、悔しくて、


今日エンジニアの会合があったのは、マンションの一室だった。

ひとしきり、話が終わり解散となって皆が帰るとき、僕も玄関に行って靴を履こうとした。
マンションだから、かまちがない部屋と玄関の段差は、ほんの1センチほどだ。

僕は、左足が麻痺してつま先ではうまくバランスがとれないので「しゃがむ」ことができない。
だから靴を履くときには最低でも30センチくらいの高さのかまちかもしくは椅子に座った状態でないと、
靴を履くことができない。

そんなことは分かっていた。

でも立ったまま少し膝を曲げて履いてみようと挑戦してみた。

しかし・・

案の定その場で転んでしまった。

いったん転んでしまうと、左手は全く力が入らないし左足も力が弱くバランスがとれないので、で立ち上がることがとても難しい。右足と右手だけで立ち上がらなければならない。

周りの人達は、「大丈夫ですか」「どうすれば良いですか」と手助けをしてくれようとした。
それはありがたい感謝の気持ちが湧いてくる。

でも・・・僕の心の中は、

情けない・・

情けない・・

情けない・・

そして

悔しい・・

悔しい・・

悔しい・・

靴を履くことさえまともにできないのか・・・

そんな思いが心の中に走り回る

なんだか悔しくて涙がでそうになる。

でも何とか堪えて、笑いながら

「大丈夫っすよいつものことですから!」と

強がりを言ってみせた。そして右手で思いっきり地面を突っぱねて、

あとは右足の力だけでなんとか立ち上がった

たかが靴を履く・・・こんな当たり前のことがひとりでできず、
みっともなく転んでしまい、皆から助けられようとしている。
そんな自分がに悔しい・・情けない・・・・

なんでこんなになってしまったのだろう。。
一人1倍体力に自信があっただけにその情けなさといったらたまったものではない。

横断歩道を渡ろうとしても、信号が赤になるまでに

渡きれるかどうかわからないような周りから見ていると、

もどかく感じるようなスピードだ。特に右折もしくは左折しようとして待っている車の運転手は、

とてももどかしく感じているだろう。

でも・・

最ももどかしく感じているのは本人なのだ。これは理解してほしいと感じた。

僕自身も、曲がってこようとしている車の運転手がイライラするだろうと思い、必死で杖を前について

できるだけ速く歩こうとしているのだ!

でも出来ないんだ!

自分の意志と関係なく足がそんなに速く動かないんだ!

僕は健常者の頃、車で右折もしくは左折しようとしたときに横断歩道を乳母車を押しながらゆっくりと渡っている90歳近い老人をみて待っているのがとてももどかしく思ったものだ。

でも自分が今そんな状態になっている。

そして気が付いた。

1番もどかしく且つ情けなく思っているのはその老人自身なのだ。

それに対して、横断歩道を渡るのは遅いからといって、クラクションを鳴らすようなヤツもいる

自分が思うようなスピードで歩けないことに1番辛いのは本人自身なのだ。

そのことを分かってなければならない。クラクションを鳴らされて1番辛く、
情けない思いをしているのは、その老人本人なのだ。何もボーッっとして歩いているわけではないのだ。

それを分かってあげられるようになった。

障害者はその障害に慣れるなんていうことはなく、辛い素振りを見せる障害者は少ないけれど、健常者には気づかない辛い思いをいつも心の中でしているものだ。

自分も障害に慣れるなんていうことは死ぬまでないのではないだろうか

いつもいつも自分自身がもどかしい

もどかしい

もどかしい

情けない

情けない

情けない

中途障害者なんていつも皆こんなふうに想っているのではないだろうか

そんなことをこのブログを通して自分でうまく伝えることができない、あるいは
言いたくない人たちに代わって、僕が少しでも健常者の方に伝えることができれば
と思っています。

投稿者プロフィール

代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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