自分のエゴイズム(自我)


僕は脳出血で半身不随になってしまったときに
最もつらかったことが二つあります。
一つは半年間の入院中も
僕に変わって必死で頑張ってくれた社員を会社廃業という理由で
解雇しなければならなかったことです
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

でもある取引先だった会社の社長そんな気持ちを告げた時、

「解雇になった社員たちは決して恨んでなんかいませんよ。
 貴方の会社の社員たちは、仕事にとてもやりがいを持っていましたよ。
 私は彼らにいつもやりがいのある仕事をさせてもらって良いねと言っていました
 その証拠に貴方が倒れた後も貴方に変わって売り上げを上げようと奔走していたじゃないですか
 彼らに後悔はないと思いますよ。そんなこと思っているのは貴方だけですよ
  彼らにいつまでも残っていてほしいという思いは貴方の気持ちですよ。彼は満足していますよ。」

そんな風に言われた。

その瞬間ふっと肩の荷がおりたような気がした

もう一つ、僕がつらかったのは当時5歳だった。
息子を抱っこできなくなってしまった事といっしょにキャッチボールなどができなくなってしまったことだった。
父親らしいことができなくなってしまったことに対して、とても辛く息子に対して申し訳ないという気持ちだった。

そのことについてもある学生時代の後輩から

「子供なんて親に遊んで欲しいなどと思ってませんよ。勝手に遊びますよ。」

「遊んで欲しいなんて思っているのは親の方ですよ」

といわれた。

この時もとても気持ちが楽になった。

そうなんだ!

僕は勝手に悲しい気持ちになっているだけなんだ。

そんなふうに思えた。

悲しみや自暴自棄などの自分を責めることさえも

結局自分のエゴイズムに過ぎないんだ。

ということを悟ったような気がした

むやみに自分を責めることで自分をつぶしてしまわないためにも

エゴイズム(自我)を捨てるように努力したいと思っています。

投稿者プロフィール

代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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