底辺で日本を支える零細企業のエンジニアたち


今日、僕のブレーンの紹介で関西地区の中小企業の
エンジニアリング業界の人たちとの懇親会があった。

彼らは皆、零細企業の社長、もしくは個人事業主である。

ビルなどへの幹線ケーブル埋設、電送設備工事の専門家たちだ。

彼らの話を聞いていて思った。
こういう人たちこそが、今の日本を底辺で支えているのだ。

彼らは自分たちの仕事に対して妥協がない。

もちろんできないことはできないとはっきり言う人たちだ。

しかしい一旦できると言って引き受けたからには、

徹夜してでもやり遂げるという根性があり
そして自分たちの技術に対して誇りを持っているように感じた。

僕は聞いてみた。

こういった工事でいちばん大切なものなんですか。

「精神力です」

これだけだった。

つまり最後までやり遂げる精神力だというのだ。

こんな幹線ケーブルや電気系装設備の工事は非常に地道な作業だ。

彼らはういう仕事に対して他の業者より絶対に負けないという

誇りを持っているように感じた。

これこそが日本の本当の底力ではないだろうかと感じた。

世間から注目されるような最先端技術でもない。

こんな地道な仕事に誇りを持って臨むことができるメンタリティこそが、

日本の安定したインフラを支えているのだ。

新幹線にしてもそうだと思う。

日本の新幹線が無事故なのは、決して新幹線車両や線路の設備構造の技術力だけではない。

それ以上に地道にメンテナンスをするという底辺で地道に妥協なく働く誇り高きエンジニアたちの

結晶でもあるのだ。

日本を支えているのは、自らの保身ばかり考えている政治家などではない。

こういう人たちが我々日本の社会を豊かにしてくれているのだ。

このような人たちは、ビジネス的に考えると、「ビジネスセンス」はないと思う。

この人たちは職人である。マーケット(需要)を意識した経営戦略など
考えるような人たちではない。

だからビジネスの世界では負けてしまうことが多い。
しかしだからといってビジネスに負けてしまう彼らを自由競争の中で競争に

負けたのだから不遇であっても仕方がないという人もいる。

本当にそれでよいのだろうか

我々が本当に大切にしなければならないにはこういった人たちではないだろうか

そんなことを感じた今日でした。

投稿者プロフィール

代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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