人間の生き方 自分の、そして息子の生命力を信じる
生命力を信じる僕は出血性のもやもや病なので、10年以内に再出血する確率が30%とか40%とか非常に高いそうだ。そのことは2年前の発症当時に言われた。するよう言われた瞬間は、本当に目の前に「死」という文字がぶらさがった感じがした。そして正直言って死をを恐れた。怯えに怯えまくっていた。こんな杖突きでしか歩くことが出来ないような体ではちょっと階段を登るだけでも血圧が上がって出血するんじゃないかなどとビクビクしていた。情けない話だけれども本当にビビッてた。もしもそのような精神状態のままだったら今の自分は無かっただろう。ある日僕は父親から「お前は生命力がある人間なんだ。いざというときには助かる人間なんだ」と言われたことを思い出した。実は僕は生まれて3ヶ月で肺炎を患い、死ぬ寸前まで弱ってしまったそうだ。当時の医師からも「もうこれ以上生きるのは難しいでしょう」と私の両親は言われたそうだ。私の母に日記にもそれは残されている「初めての子供は死ぬかもしれない。そう考えるとおむつのウンチでさえ愛おしく感じる」そんな日記が書いてあったのを昔飲ませてもらったことがある。するところが、僕は奇跡的に回復したのだ。生...
