山形で実物のメガソーラーを初めて見てきた・・そして決めた事


一昨日から山形県の米沢に入り、

初めて完成し、稼働しているメガソーラー見学してきた

実際に見ると、壮大だった!

以下がその写真である

$俺はまだ生きている!脳出血・半身不随になった元IT系社長の独り言-山形メガソーラー正面
$俺はまだ生きている!脳出血・半身不随になった元IT系社長の独り言-山形ソーラーサイド
俺はまだ生きている!脳出血・半身不随になった元IT系社長の独り言-山形メガ看板

広さはざっと見たところ約7000坪

出力は2MWくらいであろう

この全体像写真を撮影するために

近くの田んぼの高さ3~50cm程の畦道に登るのに一苦労した。

たかが50cm程度の畦道に僕の身体(脚)では登ることができない・・

仕方ないので田んぼの端の高さがほとんどないところまで2、30m歩き

そこから畦道ずたいを歩き、徐々に高さ50cmの高さなるところまで歩くことにした。

我ながら情けない身体だ、と思った・・

ところが畦道を歩こうとすると、

今度は、付いた杖が柔らかい土の中に

ズブズブと沈み込んでいくではないか・・

危うく転倒するところだった

しかし、実物を見ると見事なものである・・

これを見て、

僕はこの数ヶ月間やってきた事が間違っていたのではないかと思った。

僕はこの数ヶ月、太陽光発電事業権の売却ということに関わってきた。

でもそれによって、

太陽光発電が普及するのであれば

それはそれで良いだろうと考えていた

太陽光発電事業権の売却」とはこうだ

ある土地(山林や田畑などで使われていない遊休地)を利用して

経済産業省太陽光発電事業認定を取得する。

次にその土地の管轄の電力会社と接続契約及び売電契約を結ぶのだ

簡単に言うと

上記2つを完了した土地は太陽光発電事業権のある土地」となる

つまりこの土地で太陽光発電事業ができるようになるわけだ。

土地の価値が上がる

こうした太陽光発電事業権付き土地」

太陽光発電事業をしたい企業に売却するのだ

資金のある企業は飛びつく

なぜなら、

2009年から実施されている太陽光発電の固定価格買取制度(全量買取制度)により、

太陽光発電事業による発電収入はなんと20年間も政府により保証されるのだ。

更に大抵の場合、
太陽光発電のための初期投資(太陽光パネル設置工事費や電力会社の電線との、接続工事や設備費

など)は売電収入によって約、7、8年で償却できるような売電価格になっている

つまり

残り12、3年の売電収入は全て純利益になるのだ

資金に余裕のある企業が飛びつくわけである

僕はこういう構造で、太陽光発電再生可能エネルギーが普及するのであれば、

それはそれで良いだろうと考えていた。

この世の中資本主義なのであるのだから、

「利益を伴うからこそ、企業が取り組む」という経済の論理を利用して

民間企業の市場原理を活用して普及させるのも効率的な方法であり、

ある意味、経済の活性化にも良い事ではないかと考えていた。

でも、

今回、山形という地に来て、

いろいろな実情を聞き、実際にメガソーラー見学して考えが変わった。

山形はあの福島の隣である

今回、会った方からも福島の実情を聞くにあたり、

復興が予想以上に深刻である事がひしひしと伝わってきた。

地震津波。そして、原発事故に見舞われた福島の復興というものが、

如何に難しく、また、現状が如何に深刻かを理解できたような気がする

遠く離れた神戸からでは分からなかった事だ。

問題なのは産業の復興が難しいということだ。

産業が復興しないということは雇用の機会が失われる事を意味する。

当然のことながら、所得が確保できない

おおきな災害で一度人が離れてしまった町に人が戻り、

産業を復興させる事如何に困難に事かは

僕自身、阪神大震災に合い、身近な街で見ている。

いくら行政が新しい街づくりをしようとしても、

元通りには絶対に戻らない。

人工的に街づくりをしようとしても。

それが如何に困難な事かは神戸の長田地区をみていれば明白だ。

一度去った人は簡単には戻らない

ましてや放射能汚染にさらされ、

どれだけ汚染されたかも明確でなく、

いつ完全除染てまきるか分からない地域である

今後復興がどういう事態なるかは言わずもがなであると思う

これは一次産業である農業にも及ぶようだ

なぜなら、
原発事故により土壌がどれだけ汚染されたか明確に分からない土地で

農業を再興するのはリスクが高すぎる

現に中国や韓国は(汚染の根拠に乏しいにも関わらず)福島産の農産物や水産物

輸入禁止までしている

中国や韓国の措置は極端であり政治的意図があるにしても、

こういうことが起こる事自体、リスクである。

先祖から受け継いだ土地はあるが

荒れた土地だけが残り、農業は衰退する

仕事はない、所得も無くなる

これが現実だ・・

農業の衰退は何も福島だけの問題ではない

山形も同じだ
高齢化と後継者不足、そしてこれからは国際化(TPPなど)による急激な価格競争にさらされる

いくら農業を強すれば勝てると言ってもも・・

もうその余力がない

日本の農業の根本的な問題であると思った

今回、お会いした方からこんな話も聞いた・・

あるお知り合いで、若くして脳卒中になり

障害者になった方が職にも付けず、老いた親に養ってもらっているという

僕はこの話を聞いた瞬間・・

それが何を意味するか

咄嗟に分かり、胸が刺されるような思いになった。

というのも、

僕の実家(奈良)の近所に僕と全く同い年だが、

20才代後半のときに脳梗塞を患い、半身不随なった人がいる

その彼のことを思い出したからだ。

彼は発症当時、スキーのインストラクターというの仕事をしていた。

当然のことながら半身不随の身体では

スキーのインストラクターなど続ける事ができるわけがない

そして、失職・・
若い上にスキーのインストラクターという

ある意味、他では融通の利かない能力しかなかった彼は

リハビリである程度動くことができるよう(今の僕くらい)に

なっても職に就く事はできず、

以降2数年間無職であり、

父親に先立たれた彼は今、

老いた母親の内職で養ってもらっている。

やがて、母親も先立つ事は自然の摂理である

そのとき、

彼は生きる術を失う。

幸いにも僕は45歳という年齢で障害者になった(おかげ?)で、

有る程度の実務経験もあり、

しかもIT系というたとえ片手でも、

キーボードさえ打てれば何とかなるので、

今も何とか仕事をさせてもらえているが

彼はそういうわけにはいかない

若くして障害者になった人のある意味残酷な現実である。

その彼と聞いた話が被ったので胸が痛くなった・・

たとえ広大な土地を持っていても

その人には農作業もできないので、

広大な土地は彼にとって何の価値もないのである

それどころか、

(いつか必ず来る)親に先立たれてしまったら、

生きる術がなくなるのだ

そんな話をいろいろお聞きしているうちに

僕は太陽光発電による売電収入こそ、

この地域の土地”提供(賃貸でも何でも良いが)してくれた

土地の所有者に還元すべきではないのかという思いに至った。

やはり土地を安く買い取り、

太陽光発電事業権付きのまどという土地として、

資金力のある企業に売却し、

その買った企業が太陽光発電事業による売電収入で膨大な利益を得る

というのは

何か間違っていると考え始めた。

そして僕は

自らが今回の山形のご協力者と共に太陽光発電事業に

必要な土地をもう農業がやっていけないから土地を売却するなりして
手放しても良いと考えている土地の所有者から借り上げるなりして確保し、

自らが太陽光発電事業を立ち上げ、

売電収入は土地の所有者に還元する

という活動をしようと思っている

今回の訪問で、対象になる土地は膨大に存在することも分かった。

太陽光発電事業をするには、

当然それなりの初期設備投資資金も必要だが、

僕には東京に頼のおけるファンドマネージャーがいる

彼に頼みプロジェクトファイナンスを組んでもらえば何とかなるだろう。

ファンドを組めば、

当然投資家へのリターンも考えなければならないが、

それも売電収入を土地の所有者に還元するという前提で組んでもらえば良い

(実際それでファンドが成り立つかどうかは確認する必要はあるが・・)

それでも新たなる目標ができた。

もう太陽光発電事業権の企業への売却などという

バブル時代のマンション転がしのようなことはやめよう。

ただ、これによって助かる人も存在するのは現実だ。

そういう場合でない限りはやめようと思う

本末転倒のような気がするから、、

更にこういう権利売買には利権が付きまとう

つまりは「人の欲」

だから、関係者の「欲」に翻弄される

「人の欲」というものは

人を焦らせ、

怒らせ、

結果、些細余計な事が不必要なトラブルにまで発展させてしまうものだ。

企業はその目的が「利益の最大化」だから、、仕方ない面もあるが・・

でも僕はそんな人の欲に翻弄されるのはイヤだ

だから、自分の道を行く

今回の山形訪問は、

大きな自分収益になるわけではない(全くならない)けれど

少なくとも

僕自身の生きがいというか目標にとって

大きな大きな収穫のあった訪問だったと思う。

まぁ

他人が聞いたら、

非現実的な夢だと

馬鹿にされるかも知れないけれど、

少なくとも僕の頭の中ではできる確信がある

だから、やる・・

もう決めた・・

それにしても神戸から山形は遠い・・

僕のこの身体ではとてもつらいのは正直なところ・・・

今回もさっき何とか帰ってきたところだけど・・

麻痺側の左脚はやはり固くなっている。。

それでも・・

やりたい

できるようにしたい

何とか・・・・ね

投稿者プロフィール

岡下俊介
岡下俊介代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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