「火事場のバカぢから」という言葉がありますが、
これは遺伝子工学的にも証明されているそうです。
遺伝子がもともと持っている秘めた能力を発揮するためには、
その能力を引き出すスイッチがオンにならないといけないそうです。
そのスイッチをオンにするために大切なことは心の持ち方だそうです。
何が何でもやらなければならないというような追いつめられた状況
あるいは「何としてもやるぞ」という強い前向きな気持ちになったとき
発揮できることが実験でも証明されているそうです。
要するにすべては心の持ち方で決まると言っても過言ではないそうです。
僕もこの意見には大賛成です。
人間は追いつめられ時心が萎縮してしまうと終わりだと思います。
死ぬか生きるかの瀬戸際に追い詰められたとき、心が萎縮してしまっては
死ぬしかないのです。
「なにくそ!」という気持ちや「なんとかしてやる!」「なんとかできる!」
というような前向きな気持ちは単なる根性論ではないと思います。
そういった前向きな気持ちこそが新たなアイデアをに生む源泉だと思います。
「もうダメだ。」「やる気が出ない」こんな気持ちなんてしまっては、
どんなに高学歴で頭のよい人でも、新たなアイデアなんて浮かんでくるはずがない。
「なんとかしてやる!」「なんとかできる!」
という気持ちこそが、苦境の突破口を見つけ出すのだと思います。
これは僕の経験からもそう思います。
僕は健常者の頃、どちらかというと、物事を悲観的に見てしまうタイプでした。
何かをやろうとするとき、まず「問題点」が先に見えてしまうのです。
その結果、その「問題点」が大きい場合「無理だ」と判断してしまうのです。
でも僕は脳出血で倒れてしまったとき、会社も破産し、自分の体は半身不随という
僕の人生の中でこれほど追い込まれたことはないという状況に盛り追い込まれました。
子供まだ5歳、まだまだこれから教育費がかかる。
にもかかわらず、半身不随という障害者になってしまった上に、自己破産して、
無職無収入という状態でした。
まさに僕にとっては「お先真っ暗」「完全に八方塞がり」という状態で将来設計のための手がかりは全く何もないという状態でした。
このままいくと来月からでも食べていけなくなってしまうかもしれないというような状態でした。
こんな状態まで追いつめられると、自暴自棄になったり、「やる気がで出ない」などと、
言ってられない状況でした。
必死で将来への打開策を考えました。
初めて味わう中枢性疼痛の痛みを必死でこらえながら、僕が唯一できるネットや電話での情報収集
を必死で行いました。
そして必死で自分ができる打開策を考えました。
自分の人生のなかでこれほど真剣に長時間考えたのことはありませんでした。
とにかく立ち止まってはいけない。立ち止まることを許されないという状況でした。
そして思いつく限りのことを行動しました。
行動と言っても半身不随の体です。大したことはできません。
それでも今の時代インターネットや携帯電話という通信手段があったので、
思いつく限りの人脈をたどって自分のアイデアを必死で訴えました。
そのアイデアがどんなに現実離れしているような内容であっても
もう恥も外聞もないとにかく当って砕けろ。という状態でした。
そしていちばん大事だったことは、自分だけでも「絶対にできる」と言い聞かせ続けたことです。
何度も何度も自分自身に言い聞かせました。
結局そのことが人に伝えるときに説得力を持ち、熱意を感じさせることができたのではないか
と思います。
そのことによって僕の能力ではできないことでも、いつの間にかそれを「できる人」が
周りにいるようになっていました。
そして今年2月、2年前には到底想像もできなかったNPO法人を立ち上げることができる。
という夢のようなことが実現できたのです。
まだまだこれからNPO法人を本格的に運営していくにあたって苦難や「壁」の連続だろうと、
覚悟しています。でも、どんなに周りから否定的なこと言われても、自分だけは、
「絶対にできる。」「絶対にやり遂げるんだ」という気持ちを持ち続けようと誓っています。
そのことで、他人には持つことができないアイデアを持つことができるに違いないと信じています。
東北の被災者に対する激励になるかどうかわかりませんが、
絶対に心が折れないでください。希望してないでください。
「絶対に復興できる」「絶対に復興するんだ」と唱え続けてください。
人間は心が折れてしまうとおしまいだと思います。
逆に心が折れない限り、復興は実現すると思います。
絶対に希望を捨てる必要はないと思います。
そして決して後ろを振り返らないでください。
復興を遂げるまでは前のみを見てて前進してほしいです。
後ろを振り返るのは復興遂げてからにすべきだと思います。
復興の途中で後を振り返ると心が折れそうになってしまう。
あるいは本当に折れてしまうのではないかと思うからです。
これが僕なりの被災者の皆さんへのエールです。
僕は体が不自由なので僕自身が被災地に出向いて活動することは難しいですが、
僕なりに飲料水供給設備などの供給の提案を政府や国会議員に直訴するなど
できることは最大限やっていきたいと思います。
だから希望を捨てずにがんばって欲しいです。
希望は被災地の皆様方の心の中に持つものです。
だから誰にでも持つことができると思います。
どんな地震や
そしてその追いつめられた状況のなかで希望を持つことが、
「絶対にあきらめない」という気持ちになることが
復興のために被災者の皆様の秘めた力を発揮させる源泉になると思うのです。
投稿者プロフィール
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。