「日本の中小企業が海外進出するとき、英語など語学力は大きな壁になりませんか」
と質問したところ決してそんなことはないということだった。
問題は熱意と意欲であるそうだ。
こちらが「本気」で熱意と情熱をもって相手に接すれば、語学力などなくとも、相手の人間性や
「真剣度合い」は通じるもので、それさえあれば語学力のスキルは大きな問題にならないそうです。
つまり真剣度合いを相手が感じれば、相手もその情熱に圧倒され、人間としての信頼関係が生まれてくるのだと思う。結果として、言語の障壁などはお互いの努力でなんとでもなるのであろう。
言われてみれば確かにそうだと思います。
僕を振り返って、刀剣の海外向け販売サイトを構築したとき、語学力はほとんどなかった。
僕は高校時代に英検2級をとったことくらいだったので、実用的な英語はは全く知らなかった。
でも僕は小さくても会社の社長という立場だったので必死だった。
お客さんからのメールについては、拙い英語にもかかわらず、とにかく必死で返事を書きました。
そして下記のQ&Aの掲示板に書かれた問合せについては、それこそ毎日必ず返事を書き、
問合せに対応していました。
http://www.jidai.jp/bbs.asp
倒れる前には、3600スレッドものやりとりになっていた。
英語力のない僕では、質問に対して適切な回答ができてなかったと思いますが、
それでもこれを見た外国人は、「一生懸命返事を書いている」と感じていてくれたのだろう。
あるとき、「あなたの努力を尊敬する。」というメッセージが入っていた。
とても嬉しかった、
このサイトが世界でも有名になれたのはこういう部分から「信頼」を勝ち得たからではないだろうか
と自画自賛になりますが、自負しています。
世の中「意欲と熱意」が人を動かすことができる最大の武器なのだろう。
「モノは理屈で動くが、「人は熱意で動く」と思うのだ。
そういった意味では中小企業の社長は身銭を切って仕事をしているので、
大企業のサラリーマン社長とは熱意と意欲が全然違うと思う。
中小企業の社長をしているとそれこそ毎日が必死です。背水の陣です。
「覚悟」が違います。
「覚悟」を持って接すれば、相手はそれを感じるものである。
知識は確かに大事である。
才能も大事である。
しかしこれらがなければ、本当に仕事ができないというものでもない。
何とかしてこの仕事をやり遂げよう
なんとしてでもこの仕事をやり遂げなければならない。
そういった熱意や覚悟に満ちあふれていたならば、人間というもの「知恵」が沸くものである。
そしてその熱意は、相手にも伝わり、そこから良い仕事が生まれてくる。
その人の手によって、直接できなくても、その人の誠実な熱意が目に見えない力となって、
自然に周りの人を引きつけるものであると思う。
熱意なき人は描ける餅の如し、
知識も才能も熱意がなければ無無に等しいのである。
逆に知識や才能がなくとも、沸熱意さえあれば心から沸き上がる知恵と工夫によって
知識や才能を超えた仕事ができるものであると思う。
そんな意味では高給をもらい、莫大な退職金を保証されている大企業の社長なんかよりは、中小企業の社長の気概の方がこれからの日本にとって最も必要な心構えを持っているのではないのだろうかともう今日この頃です。
投稿者プロフィール
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。