逆境が人間を強くする、逆境こそが希望の源泉である


逆境が人間を強くする、
逆境こそが希望の源泉であると強く感じる。
喪失感が最大の逆境であると思う。
そして最大の喪失感は死であるのではないだろうか。

喪失感から立ち上がるためには、希望を持つしかない。
希望を持つことこそが、喪失感を癒やしてくれる唯一の方法だと思う
僕は脳出血による半身麻痺いう体験で身体機能の喪失だけに苦しんだわけではない。

もちろん、体力に自信のあった僕にとってはこれだけでもその喪失感たるや大変な衝撃であり、挫折であり、死ぬほど苦しんだ。

それに加えて、僕の場合はこの障害が原因で、僕が長い時間をかけて築き上げた多くのものを失った。

もともと口下手で社交が苦手な僕が柄にもなく、社長業などやってしまい、
始めてしまった以上必死で会社を守ってきた。社員を必死で守ってきた。
そんな中で自分の家庭も必死で築き上げ、守ってきた。
それが会社破産をさせられなくなり、さらには自己破産をせざる得なくなり、

全てを・・全てを・・失った。

僕にとってはこのことが最もつらかった。
このことによる喪失感が僕にとっては最もつらかったと思う。

人間、こんな目に遭うと生きていることすら嫌になってくるものだ。

なぜ僕が・・

なぜ僕だけが・・

こんな目に遭わなければならないのか

僕がなにか悪いことしたのか・・

必死で頑張ってきただけじゃないか。

何が悪かったと言うんだ。

そんな気持ちになってしまうものだ。

そして人間が生きる意味を考えざる得なくなってしまうものだ。

人間は何のために生きるのか

そして僕は何のために生きでも良いのか

当初、僕はあまりにも苦しくて、この苦しみから逃れる術が見つからなくて、自らの命を絶つことさえ本気で考えたものだ。

そんな中で唯一苦しみから逃れる方法は規希望を持つことだということをいつの頃からか
悟り始めた。さらに僕は役に立つ人間であるということを実感できることが人間の生きる意味であり、
最大の生き甲斐であると感じ始め、残った健常の右手一本でキーボードだけは打つことができる
しかも知能障害にはなっていない。
生き残った知能とこの右手で社会に役立つことができないかということ考えに考えた。
その結果、始めたことが環境技術データベースサイトづくりだった。
環境問題が人類の大きな課題になっているなかで、環境技術を普及することが重要なことだ
これに何か少しでも役に立つことができないかと考えて作り出した。

何の役にも立たないないかもしれない。

単なる自己満足かもしれない

それでも、何か「役に立っている実感」がほしかった。

もう何の役に立たない人間になったと思うことが1番つらかった。

残りの半生を他人の介助を受けながらしか生きていけない人間にはなりたくなかった。

そしてこの環境技術データベースサイトを海外向けに展開してはどうかと思いつき、
昔、自分の会社で製作した日本の伝統工芸技術や伝統工芸品を海外向けに紹介し、販路拡大するサイト
をほとんどそのまま使い、日本の環境技術を世界に紹介しビジネスマッチングをサポートするサイトに
造り替えた。これがきっかけでいつのまにか賛同してくれるたくさんの仲間が集まってきた。
そしてこれが僕の「希望」になっていった。

今から考えると脳卒中とそれに加えて破産という苦境があったからこそ、こんな新たな「希望」に巡り会うことができたんだと思う。
人間は逆境に陥ると本能的にそこから必死で抜け出そうとして知恵を使うものだと思う。

我ながら全ての物を失いその上全くの無収入の状態からよくここまで来たなと感心してしまう。

だからこそ逆境が人間を強くするということを身をもって感じる。
いま日本は経済的に苦境に立っているが、こういう苦境こそが日本を強くするのではないだろうかと思う今日この頃です。

投稿者プロフィール

代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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