人間の生き方 他人事ではなくなったから・・
脳出血を起こして半身不随という障害者になってその苦しみを味わってわかったことそれは死ぬことよりつらい「生きる」というものが存在するということそしてそんな辛い「生きる」の中で生き続けている人がたくさんいることそういう人が過去にもたくさんいたこと僕なんかよりはるかに苦しみながら生き抜いている(いた)人たちが・・それはぼくのような病気で苦しんでいる人たちだけでなく、今も中東などの紛争地帯における残虐行為により苦しんでいる人々も含めてである・・そして僕は今やっと、そういう苦しんでいる人たちのことを、少しは自分の事として捉えることができるようになったような気がする僕自身が生きる苦しみというものを少しは知ったからかもれないそして釈迦が言ったという人間の人生は苦しみに満ちているという意味の「一切皆苦」という言葉が今の僕のこの身にこの心に染みる・・それまでの僕は、どこかそういう人の事を聞いても、ニュース映像なんかで見ても心のどこかで他人事だったような気がするでも、今は、そういったニュースを聞くだけで自分の胸が締め付けられるほどの辛い思いを感じる事が多い病気を通して少しはマシな人間になれたのかもしれない...
