ディスクローズ


誰が言っていたか覚えていないけど

以前、

情報は隠すことで価値が上がる

と僕に言っていた人がいる。

いわゆる女性の「チラリズム」のようなものであろうか・・・笑

まぁ冗談はさておき

僕は学卒後、とある化学メーカーの研究室に勤務した。

企業の研究室なので特許検討会なるものがあり

競合他社の特許を徹底的に調べ上げ、

参考になる特許情報は模倣して

製品ラインのプラント開発に活用したりしていた

ちなみに僕は勤務中に28件の特許を出したけど

当時の研究室部長がこんなことを言っていた

最も重要な核心部分は特許申請するな・・

なぜなら特許申請すると公開特許になった段階で

他社に模倣されるからだという

化学メーカーのプラント技術の特許なんて

他社が模倣しているかどうかなんてわからないからだ

競合他社に同じような品質の製品ができたとしても

その製造プラント工程が自社を模倣しているかなんて

調べようがないからだ(競合他社の工場内に立ち入るわけにもいかない)

だから、

重要な情報は特許出願にせず隠せ!

ということだった。

当時は、そういうものかな、、

などと思っていた

でも今僕はこのような考え方は違うと思っている。

情報は開示した方が長期的にはメリットがあると確信を持っている

一時的には模倣して、「まがいもの」を作る連中が出てくるであろう

でも、そういう「まがいもの」は所詮「まがもの」だと思う

技術の本質を知らずに、作ったものだから、そこから先の「発展」がない

だから

ディスクローズすることで

模倣されることを恐れてはいけない

と思う。

今、僕がいっしょにパートナーさせて頂いてい

太陽光発電所事業を進める方は

オープンもオープン

開発した太陽光発電所の内容を

全てディスクローズしている。そ

こまで情報開示するか・・と思うほどに・・

でも、不思議なことにこの情報開示が「信頼と信用」に繋がり

様々な支援者が集まってくるのだ。。

結局、情報開示することにより

模倣されるどころか

支援者が集まることにより、

よりブラッシュアップされてくるのだ

模倣されることのデメリットより、

支援者が集まることのメリットの方がはるかに大きい

その結果、情報開示しても他社に真似のできない

高い水準の技術を持つ事ができるようになってきている

そんなことからも

人間は相互依存しているのだな・・と感じる

情報を隠して、自分だけ利益を得る

また、或いは特許として他社に使わせない

一時的にはそれで競合に勝ったかのように

感じるかもしれないけれど

それは結果として、

「ひとりよがり」

であり

相互依存関係を構築できず、

いわゆる

WIN-WINの関係

を構築できず

ひとり脱落していくのではないかと思う。

今、僕はそのパートナーと次の段階として

太陽光ではなくあらたな事業として

風力発電事業を進めようとしている。

このときもそのパートナーの

何事も隠さない姿勢のおかげで

風力発電システムのメーカーと情報共有でき

結果として、

これまで見えていなかった

風力発電システムの解決すべき

(おどろくべき)問題点(課題)が明確になった。

正に意外な問題点(課題)だった。

それもこれもパートナーのオープンな姿勢のおかげで

メーカーも次第にオープンになり

結果として分かった課題だと僕は思っている。

ディスクローズって

勇気が必要だけれど、

ディスクローズって

何か盗まれるような「錯覚」で怖いけど

一度ディスクローズしてしまえば、

得るものは大きいと思う

僕自身、

このブログで自分自身を限りなく

ディスクローズしているつもりだ

そのことによって得たものは大きいと思っている

多くの出会いがあり、

そして今の自分がいる

ここで自分をディスクローズしたことで

人は一人では生きることができない、

自分は相互依存の中で初めて生きていける

いや、生かされいるのだということに

気付かせてくれたような気がする

投稿者プロフィール

代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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