以前から進めようとしていたメガソーラーファンド組成に関する第1回目の打ち合わせが完了した。
やっとここまで来れた・・
そんな感じだ。
この身体でよくここまで来れたのものだ。
金融業界のことなんて全くのど素人の僕がメガソーラーメーカーと
ファンド組成会社のつなぎ役をすることができた。
数十億単位の大きなファンド組成だ。
ここまで来るためにはいろいろな障害があった。
はじめ、ある人にこのファンドの話を進めたいと相談したとき、
僕のような素人では無理だと言われた。
どうすればよいか教えてほしい。
そうしたら「教えてほしい」なんていうのは甘い考えだ。自分で勉強しろともいわれた。
でも僕には執念があった。
この身体で、障害者でも役に立つことを証明したいという執念。
その執念が「甘い」と言われようがなんと言われようが、
わからないことは恥を忍んで聞くしかないと思い、
ありとあらゆる方面にアプローチして問い合わせ、聞きまくった。
これは父の教えでもある。
僕の父は中学生の卒業してすぐ福井の田舎から風呂敷包み一つで大阪に
丁稚奉公に来て必死で働いてき人間だ。
僕は今でも世界一尊敬する人は誰だといわれれば迷わず「父」というだろう。
そんな父は中学卒であるがゆえに充分な勉強が
できなかったというコンプレックスを持っていた。
自分には知識がない。それを克服するには「聞く」しかなかった。
「教えを乞う」しかなかったのだ。
そして父は一代で小さいけれど縫製工場を持ち一人の経営者になった。
土よりも学歴もある同業他社が大きな負債を抱え
どんどん破産・倒産して行く中で
最後まで「倒産」させず、何も負債も持たずに
年齢の限界による廃業という道をとることができた。
ある意味で「成功者」だと僕は思っている。
小さな縫製工場の個人事業主でしかなかったけれど、僕が世界で最も尊敬する人物だ。
そんな父が僕によく言っていた言葉は2つだ。
一つは「忍耐・努力」
もう一つは「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の損」
小さい頃から耳にタコができるくらい聞いてきた言葉だ。
障害者になってしまった今、僕はこの二つの言葉を大切にしている。
今の僕に最も必要な言葉だと思うから・・
学校を卒業して就職する時にその父からもらった額がある。
父が中学卒業の時に自分で彫った文字だ
「忍耐・努力」
僕の部屋の壁にいつも掛けている
今のような時代には死語かもしれないけれど、
今の僕には必要なことなのだ。
そしてもう一つ
障害者であっても人の役に立つ人間であり続けたい
という執念だ。
誰かが言っていた
事の成否は知識でも頭の良さでもない執念があるか無いかの違いだ・・と
その通りだと最近思う
今の僕には執念が必要なのだ。
半身不随のため何事にも人一倍時間がかかる。
書類整理はとても苦手だ。
何をやるにも以前の数倍のエネルギーが必要だ。
そんな状況で何かをやり遂げるには「執念」のようなものがなければ
できない。
「執念」があるからこそ、みっともない事でも
必要と思ったことは恥を忍んでもやることができると思う。
その執念が今日のステップにつながったような気がする。
これからの僕の生き方には父の「忍耐・努力」に加えて「執念」
加えることにしよう。
「忍耐・努力・執念」
この言葉・・息子がもう少し大きくなったら伝えたい。
今の時代には合わない言葉かもしれないけれど、
死語かも知れないけれど
少なくとも今の僕には必要な言葉だ。
投稿者プロフィール
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。