(零細企業でしたが)会社の社長という舞台から去ることになりました。
「なぜ、こんなことすらできなくなってしまったんだ!」
「こんなに必死で頑張っているのに、この障害はなぜ僕をこれほどまでに苦しめるんだ!」
そんな数多くの感情と対峙して、
過去の自分と比較して、
マイナスを背負わない人々との比較して苦悩してきました。
でも今はマイナスがあるからダメ・・なんてことは無いと思えるようになりつつある。
「~だからダメ」なんていうことは無いと思うようになりつつある。
挫折の先にこそ価値あるものが存在するのではないかと感じるのです。
もし、僕が脳出血という挫折を経験してなければ、今の僕は存在していなかったでしょう。
そして、今のような心の持ち方をすることができなかったでしょう。
挫折の前より挫折のあとの方が多くのことを学ぶことができ、
(健常な時には出会うことができなかったような)多くの人たちと出会うことができ
「つながり」を持つことができたような気がする。
もし脳出血で倒れていなければ、今も僕はSEという仕事に追われ、会社の資金繰りに
追われ続け、今でもプログラムの世界のベンダーと下請け業者という狭い世界
の人間関係しかなかったであろう。
ところがいま僕はそのころには考えられなかったようなファンドとい金融の世界
の人たちとつながることができ、さらには再生可能エネルギーに関する事業にまで
関わるようになってきている。
まさに挫折の前より、挫折の後の方が僕の世界は確実に広がっている。
挫折の先にこそそれまで持つことができなかった「価値あるもの」を手に入れたような気がする。
それともう一つ、脳出血を起こす前までは人生を楽しむ余裕が全くなかったけれど
「人生は楽しまなければならない」という義務感のようなものがあったけれど
障害を持っている今は「人生は楽しまなければもったいない」というような感情になってきている。
その分昔より「少し生意気に生きている」ような気がする。
半身不随という障害を持っているからこそ
周囲に気を使わせるようなことをしないためにも
生意気ぐらいが丁度良いのではないかと思っている。
そんな今までにはなかった自分が今ここにいる。
マイナスがあったからこそ今の自分がここにいる。
投稿者プロフィール

- 代表
-
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。