根拠のない自信や信じる力が「漠然とした不安」を制する。


根拠のない自信や信じる力が「漠然とした不安」を制する。

「漠然とした不安」これはあの芥川龍之介が自殺した原因ともいわれている心の状態である。
「漠然とした不安」これほど精神的にストレスを与えるものは無いと僕も思う。
なぜなら、はっきりとして原因が分からないので対処のしようがないからだ。
その状態を放置しておくと抑うつ状態に陥る。そして徐々に希望を失い、自らの命を絶つ。

 
この世の中大抵の人間はなにがしかの不安を抱えているものだ。
なんの不安もない人間なんていないであろう。
いや実際には不安だらけの人間の方は多いのではないだろうか。
そしてそれは通常何の不安か分かっている場合が多い。
お金の不安。仕事に対する不安いろいろあると思うけれども、
人間はそんな不安をたくさん抱えている。
だから、ちょっとしたきっかけで潜在意識の中でその不安の気持ちに火がつく

たとえば日経平均株価が万円を切るとか、テレビで殺人事件のニュースを聞くとか
そういったことがきっかけで自分の持っている不安に火がつく

何か言いようのない不安に駆られるにもかかわらず潜在意識の中のことなので、
何が原因なのか自覚ができないのだ。

それ以外にも自分ではどうしようもない大きな不安、
毎日のように流れるテレビなどのメディアから流れる不安を煽る報道にあるようなものだ。
100年に一度の経済不況、政治の腐敗、地球温暖化、中国の脅威、北朝鮮の脅威
これらを挙げていけば枚挙いと暇がない。こういう類の不安は、自分一人では通すこともできない。
だからといって、明日にでも何かが起こるわけでもない。

こういった「漠然とした不安」に対処するにはどうすればよいのだろうか。
僕は最近、むりやり自分に「根拠のない希望」を持たせるようにしている。
これが案外効果があるのだ。
きっとうまくいくと信じるのだ。

希望に根拠なんて必要ない。マネーゲームの投資でもあるまいし・・

そもそも「根拠のある希望」なんて世の中にはないと思う。
確実なことなんて何もない。世の中は不確実性でいっぱいだ。

明日のことさえ誰も分からない。

不確実性の時代を「一寸先は闇」という風にネガティブに捉えるのではなく、
どうせ不確実なのであれば、
「明日事故でに死ぬかもしれない」なんて思わずに
「明日素敵な出会いがあるかもしれない、その出会いは、自分を幸せにしてくれるかもしれない」
 と思っていた方が、精神的に良い。
 
ネガティブな精神状態では良いアイデアなど浮かぶはずもない
逆に精神の安定性は、より良いアイデア生むものだ
根拠のない自信でも希望でも、持っている方が良いアイデアが浮かび、結果とし事がうまく運ぶものであると思う。

だから僕は不安になったとき

「できる」「できる」「うまくいく」「うまくいく」と自分に言い聞かせる。
声に出して何度も唱える。
そうすると不思議なことに、本当にうまくいかなくいくような気になってくるものだ。
そして心の中でも「どうしよう」とは絶対に言わない
心の中では「どうしてやろう」と考えるようにしている。

「どうしよう」と「どうしてやろう」では全く気持ちが変わってくるのだ。

「どうしよう!どうしよう!」は自分自身が追いつめられている状況だ。
「どうしてやろう」は、第三者的に知恵を出せる心の持ち方だ。
と思っていると気持ちが前に向いてきて、案外良いアイデアがわいてくるものだ。
そんなことをしているうちに、「漠然とした不安」はいつの間にか消えている。
人間の心なんてそんなもんだと思う。

人間、どんなに追いつめられていても、前向きになれられるものだ。

どんな状況でも希望を持つことができる。それが人間だ。
希望を諦めてしまうと、残念ながらそれは「死」だと思う。

そんなふうにいつも自分に言い聞かせている。

いつもいつもいつも、そしていつもだ。

でないと、僕はとくにこの世になかったかもしれない。

投稿者プロフィール

代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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