3D上映だったので子供向けの「特撮」ばかりの内容の薄い映画だと思っていたら
意外とそうでもなかった。
かなり見入ってしまった。
根底に流れているテーマは「過去を振り返っても仕方がない。前を向いて生きよう」という
ものだった。
映画の悪役は時間のスピードをコントロールできるという奴で、
世界の時間のスピードをどんどん上げていき、一刻も早く世界にアルマゲドンを起こそうとする
というストーリーだった。
でも、この悪役には実はトラウマがあって、昔父親と楽しく一緒に過ごす時間がなかった。
父親と過ごす時間が少なく愛してもらえなかったというトラウマがあり、
過去に戻って父親との時間を取り戻したいという欲求から時間をコントロールできるようになり、
そんな偏ったトラウマから世の中を逆恨みしているという設定だった。
「過去に戻りたい」か・・
僕も脳出血を起こす前に戻りたいと何度思ったことか・・
でも、過去には戻れない。
過去に戻って、泳ぎのの得意な父親に戻りたいと何度思ったことか・・
そして息子に泳ぎを教えて、いっしょに海に潜りたいと何度思ったことか・・
今日の映画を観て、そんな自分と重なり合ってしまった。。
倒れる前の僕は精一杯生きてきたじゃないか。
だから、過去に戻る必要なんてない。
精一杯生きてきた過去を大切にしよう。
まだ小さかった息子とも一度は海で思い切り楽しんだじゃないか
沖まで泳いで浮き輪を引っ張ってあげて、
たくさんの熱帯魚を見せてあげることができたじゃないか
でもいつまでも覚えてくれているかな。
4歳の記憶なんて大人になるとほとんど消えてしまうんだろうな
それでもいいじゃないか。過去に悔いなんてひとつも無いのだから。。
過去を振り返って、過去に戻りたいなんて考えたって仕方がない。
それよりも過去を大事にして、今この瞬間を大切に、そして前を向いて生きよう。
そんなことを一人思いながら、子供たちの笑い声が聞こえる映画館の中で
ひとり目頭を熱くしていた僕だった。
投稿者プロフィール
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。