にすぎないということを書いてみたいと思います。
僕は大学時代ある化学反応漕である物質の濃度分布を明確にするための
方程式を作るという研究をしていた。
これは正に数字のレトリックを作ることだった。
数字のレトリックというより「方程式のレトリック」を作ることだったと思う。
数字のレトリックとはいろいろな計算式を組み合わせ
もっともらしい結果を出すことである。
一見正しい方程式のように見えるけれども実は方程式の裏側にはすぐにはわからない
細工が施していたのです。
僕の目的は対数表において反応漕の物質の分布を表すものに違い曲線を描く方程式を
作ることだった。
通常、対数表においてはどんな方程式を作っても直線になる。
しかし僕は曲線を描く方程式を作ることに成功した。
もう30年以上前のことなので詳しいことは忘れたけれども、ちょっとした
数字のレトリックを使ったのだ。
ところが教授陣はこの方程式のレトリック見抜けず見事に騙され、
すごい方程式だと称賛され、僕は卒業単位をとることができたのだ。。^^;
その後、実はこの手の数字のレトリックを使った方程式を大学卒業後すぐに就職した
ある化学系の大企業であるT株式会社の生産技術研究室でも作った。
おそらくいまでもその方程式は「okashita理論」としてその企業の生産設備を
最適条件で稼働させるための条件を導き出すために使われているはずだ。
でも実はこの方程式は最適条件を導き出すための方程式などではなく、
現場の職人さんが経験と勘から設定した最適条件に無理矢理数字が合うように
なるために作った方程式にすぎないのだ。
だからおそらく汎用的な設備には利用できないだろうことは分かっていた。
それでも現場の職人さんが経験と勘から設定した最適条件が正しいということを
証明して上げるためにその方程式をつくらざる得なかったのだ。
現在の金融における金融理論もこの手の「都合の良い」理論にすぎないと感じている。
数字のレトリックとは以下のようなものです。
ちょっと頭の体操になると思いますので、興味のある人は以下のレトリックを解いて
みてください
———————————————————————-
ある日、旅館に3人の客が泊まることになりました。
部屋代は15,000円ということで、その3人は各自「5,000円通し」としました。
女中が計15,000円を受け取り、女将のもとへ持っていくと、
『あそこのお部屋は10,000円ですよ!5,000円返してらっしゃい!』と…。
女中は5,000円を返しに客の部屋へと再度向かいますが、
「5,000円を返したところで3人で割るのは面倒だろう」と勝手な解釈をし、
なんと2,000円を自分の懐へと入れてしまったのです。
そして、割りやすいであろう3,000円を客に返したという訳です。
客としては、それぞれ1,000円ずつ返ってきたということで、
結果的に「4,000円通し」をしたことになります。
4,000円×3人ですから、12,000円払ったということですね。
そして、女中さんが懐に入れたのは2,000円です…。
あれ~?12,000円+2,000円=14,000円…。
はて…?1,000円はどこに消え去ってしまったのでしょう…?
———————————————————————-
これは有名で典型的な数字のレトリックの事例です。
現在の金融システムの理論なんて、難しそうで正当な理論のように聞こえるけれども
所詮は上記のような数字のトリックを組み合わせ、自分たちだけが儲かるために
作られた詐欺的な理論にすぎないのだと思うのだ。
どうもアメリカ人はこういった数字のレトリックを使って相手を(驕して?)
儲ける商売に長けているように思う。
そんなレトリックに日本には諸外国が引っかかっているように感じる
こんなごまかしのレトリックで金融取引をするから2年前のリーマンショックのような事態が
起こってしまうのだ。 僕はあのリーマンショックせいで会社の売り上げが落ち、そのストレスが
僕の血圧を上げ、脳出血の引き金にしてしまったのだ
こういった金融業界の連中の詐欺的な錬金術的商売がまじめにモノ作りをしている日本の中小企業に
大きな損失を与えていると僕は思っている。こんな金融ビジネスからは何も創造的なモノは生まれるわ
けがない。だから僕は腹が立つのだ。
投稿者プロフィール

- 代表
-
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。