私心なく粛々と


今、杖なしで、リハビリウォーキングをやってきた。

今日は昼間に週に一度のリハビリテーション病院でのリハビリを受けた。

そして今、昼間に言われた通りに、ただひたすら言われた通りの動作を心がけた。

気がつくと、一週300メートルの道を5周も歩いていた。1.5キロだ!

「私心なく」を心がけた。いつもは「上手に」歩こう考えて歩く。そうするとうま足が運べないと、
すぐに疲れて歩けなくなる。
今日、それが「疲れているのではない」ことに気がついた。

「上手に」という「欲」が邪魔をしていたのだ。

以前に弓道の達人は「無心」でなければならないと聞いた。
そして本物の弓道の達人は、私心がゼロでただ粛々と「型通り」の動作をし続けることで、闇の中でも
的を射抜くことができるという。本能少しでも「的を射抜きたい」「射抜こう」という「私心」が出ると、
明るくても的を外すという。
その意味がほんの少し分かったような気がする。今日もほんの少しでも「上手く」と思った瞬間に、
足元が崩れるのだ。つま先から引っかかって、コケてしまいそうになる。
言われた通りの「型」で粛々と歩き続けた。。そうするといつもは1周でもつらいのに辛くもなかった。
しかも気がつくと5周だった。
僕の左足は膝から下がほとんど感覚がない。「足は動くが感覚がない。」
これは体験したことのない人には説明が難しい。

足の裏が着地したときに着地したかどうか分からない。
着地したときの体重は常に骨盤のあたりで感じているだけだ。
それでも骨盤と太股あたりだけで足の動きを感じとりながら粛々と言われた通りの動作をしていたら
いつもより疲れず、しかもいつもより5倍く歩くことができた。

フィギュアスケート選手のジャンプなどもそうなのだろう。
少しでも「失敗したくない」「上手に飛びたい」と
思った瞬間に失敗するのだろう。演技の初めからただコーチに言われた
通りの動作を粛々とやることができたほうが「成功」するのだろう。

「私心を無くし粛々と・・」ということの大切さが、ほんの少し理解できたような気がする。
これからの生活や仕事の上でもこのことを心掛けるようにしよう。

投稿者プロフィール

代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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