「不安」を払拭するのはやはり志とそれを信じる力かな


最近、「不安」がもたげてくる・・
ただ最近の「不安」は仕事に対する不安である。
今やろうとしていることが本当にうまくいくのか、社会の役に立つことができるのか
逆に迷惑をかけることはないだろうか。正しい行動なのだろうか
そんな不安である

1年前の不安とは大違いである。

でも1年前僕は再出血の不安におびえていた。

僕の脳出血は難病であるモヤモヤ病を起因とする脳内出血だった。

このモヤモヤ病と言うのは、モヤモヤ血管と呼ばれる超極細の新生血管が脳に出来上がる
いわゆる血管の奇形である。
これは頚動脈から脳に向かう太い血管が閉塞しているため、脳に血流を維持するために
生成されるごく細い血管である。

脳血管、あまりにも細いために、中年以降(30歳以降)に血管が年齢と共に脆くなってくる
と破たんして、出血する可能性が高いのだ。
一度出血すると再出血のリスクは非常に高い病気である。
通常の高血圧等によるくも膜下出血とは違うのである。
出血発症してから10年以内に再出血する可能性は極めて高い
そしてさらに、再出時はきわめて重篤になるという。
「極めて重要」・・つまり植物人間か死が考えられる。
さらに厄介、統計上、血圧と再出血の相関性は見られないというではないか。
つまり正常血圧であっても出血する可能性は十分にあるということらしい。
これがモヤモヤ病の厄介なところである。
正直、怖かった。
不安でいっぱいだった
でも僕は気持ちの切り替えに成功したと思う。
あるとき、自分の根拠のない漠然とした言葉ではあるが「生命力」を信じることにしよう。
自分の「生命力」に賭けることでしようと決意した。
ある意味「いつ再出血して死んでも良い」という開き直りに近い覚悟が出来ていた。
そしてその覚悟を支えたものは「志」だったと思う。
「その瞬間」まで「志」に向かってベストを尽くして生きていければ、いつ死んでも
無念かもしれないが後悔はないと思えるようになった。
そんな1年前の「不安」比べれば、今の「不安」なんて大したことはないではないか。
と最近自分に言い聞かせている。
やはり「志」とか「自分を信じて心」と言うのは人間が生きていく上で大切なものだと思う。
今まだまだ体は不自由である。
駅にエスカレーターやエレベーターがなく、階段などを登らなければならないときなど、
エベレストに登るような気持ちである。

自分が障害者なってみると、日本の街がいかにバリアフリーでないかということがよくわかる。

それでも「志」があるからこそがんばることができる。
来週は東京に2年ぶりに行くかもしれない。あの東京駅の広さ、人の多さ、正直とても不安である
でも「志」をいつも頭に唱えていると「よし頑張って行ってみよう!」という気持ちになれる。
そして東京に行って帰ってきたら、また一つ自信が付くだろう。

人の人生なんて一生不安だらけなんだろうな。死ぬまで不安が付きまとうのだろう。
それを払拭し、目標を持ち、志を持ち、自分を信じて生きて行くことが大切なんだろう。
そして、それを支えてくれるのが、人間関係であり,コミュニケーションだと思う。

いっしょに悲しんでくれる
いっしょに怒ってくれる
いっしょに憂いてくれる。
そして
いっしょに喜んでくれる
いっしょに笑ってくれる
そんな人たちがいるからこそ、人は前向きに生きていけるだろう。

投稿者プロフィール

代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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