最後に残ったのは「志」


パンドラの箱で最後に残ったのは「希望」だった。という伝説がありますが、
僕にとって最後に残ったのは、いや、新しく生まれたものが「志」でした。

脳出血になり倒れてから、生死をさまよったあげく、障害者になってしまい、
それまで築き上げてきたたくさんのものを失いました。
零細だったけれども大切にしていた自分の会社、一緒に頑張ってくれた社員の子たち、
そして零細企業だったけれどもそれなりにその会社を将来大きくしたいという夢
、そしてすこしは自慢だった体力(僕の場合水泳能力とか腕力だとか体の機能)
その結果、妻に対し、息子に対し、夫らしいこと、父親らしいことができなくなってしまった
一時は精神的に絶望状態でした。

でも今、僕は健常者の時には持っていなかった「志」と言えるものが持つことができている。

不思議なものだ。

この「志」のおかげで僕は今生きる意欲を持つことができている。

なぜこのような「志」を持つことができたのか自分でもよくわからない。

「志」が「残った」のではなく、新しく生まれた。

そしてその「志」に向かって少しずつですが前に歩き始めることができています。

脳出血という厄災が「志」を生んだのだろうか。

人間には本能的に生きようとする能力があると言われる。
その本能的なものが僕を生きさせるために「志」を作ったのだろうか。

身体的にはまだまだ苦しいが、「志」もつことができたことには感謝しなければならないのだろう。

いや感謝している。

投稿者プロフィール

代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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