独り言

泣き明かした2m歩行できたあの日

脳出血で倒れてから初めて2m歩けた日のことを思い出した。その日は嬉しくて一晩泣き明かした。僕は脳出血でかなり大量の出血をしたらしかった。それが原因なのか脳出血直後の僕の左半身はいわゆる「完全麻痺」という状態だった。これは経験してみないとわからないことでしょうが左半身の全体の「存在」自体が全く分からない状態だった。どこを触られても何も感じない「存在」自体がわからないのだ。急性期の病院では担当の脳外科医はそんな状態の僕をみて最悪リハビリをしても回復しないかもしれない・・とまで言われたことをハッキリと覚えている。倒れて病院に運ばれてから1週間後からリハビリは開始された。リハビリ医はまずはベッドで寝ている僕の左手を僕の頭に持って行き髪の毛を触らせた「何か感じますか?」僕は「なんとなく・・でも何に触っているかわかりません」「なんとなくでもわかるんですね!すごいですよ!」と言われたこと覚えているそれからというものまずは立ち上がるリハビリを開始した平行棒の真ん中に車いすで座りに動く右手で棒を掴みフニャフニャで何も感じない左足は装具で固定し、右手だけの力で体を起こすのだ。立ち上がるまでに1か月かかった...
人間の生き方

使命感で動くべきか市場原理で動くべきか

今、僕はこの半身不随の身体にも関わらず、偶然にも国内のスマートシティ構築のサポートをやらせてもらっている。海外に対してもギニアに飲料水化設備の導入を支援させてもらっている。さらにはインドへも日本の最先端のバイオマス技術導入をしようとしている最近になって感じていたことだが、今日ハッキリわかった(理解)したことがある。大企業と中小・ベンチャー企業の再生可能エネルギー技術に携わる姿勢の違いだ。ハッキリわかった事は再生可能エネルギー技術開発をしている中小・ベンチャー企業の社長のほとんどが「使命感」でやっているということだ。それは一種傲慢に聞こえるかもしれないけれど、「私がこの技術を開発してスマートシティを実現し、より良い社会を作りたいより住みやすい街づくりをしたい」という情熱とか「使命感」といったようなものだ。ところが大企業のスマートシティ関連に携わる人と接しているとそういうものがちっとも感じられないのだ。そこにあるのは「自社(自分)がある程度の価格で(受注)しなければならない」という担当者の「義務感」といったようなものだ。だから金額ばかり気にする。コストを気にする。中小・ベンチャー企業と比較...
人間について

すごいことになってきたもんだ・・

ただ、この半身麻痺の身体でできること(人の役に立てること)は何かと考えとにかく情報収集し、ネットや人を通して発信してきただけなのに今、僕への依頼がすごいことになっている。。今入っている依頼 国内 ・N県へのスマートシティ構築支援 ・S県でのメガソーラープロジェクト支援 ・T県へのバイオマスエネルギ施設構築支援 海外 ・赤道ギニアへの飲料水化備導入支援 ・インドへのバイオマスエネルギ施設構築支援嬉しいことだ..一度は諦めかけていた人生、このまま一障害者として人の介助を受けながら生きていくしかないと覚悟していたのに・・倒れる以前よりやりがい(生きがいのある人生)になっているそして何より倒れる以前より世界がものすごく広がったなんとアフリカにまで行ける可能性がでてきたのだ。。 この身体でこなせるかな・・・不安はいっぱいあるけれど。。皮肉なものである・・身体が健常で人一倍走り回っていたころより身体が不自由でその上、痺れて痛くて、苦しくて自由に動き回れない今の方が世界が広がるなんて・・
人間について

ストレスに弱くなっているなぁ・・

今日は朝からなぜか痺れが酷い・・左半身足の先から頭のてっぺんまで痺れている・・こういうときは感覚が鈍くなって困る。。正直つらい・・この痺れという厄介者は僕の心まで蝕む・・今日ちょっと仕事上のスケジュール調整がうまくいかなかった。。今の僕はスケジュールが詰まることに対して恐ろしくストレスを感じるなぜなら、「慌てる」ことができないからだ急がないといけないのに身体が動かない・・これは精神的に辛い・・焦る・・その焦りがストレスを増幅させる。そんなことがきっかけでなぜか分からないが気持ちがネッガティブになる。。ギニアへの水処理技術導入がうまくいかないのではないだろうかインドへのバイオマス技術導入もうまくいかないのではないだろうか何でもかんでも後ろ向きになってしまっていたところが午後から突然スケジュールがキレイに嵌った!そうしたらなんと何でもかんんでもうまくいくような気になってきた。。心ってちょっとしったことで砕ける反面ちょっとしたことで前向きになれるもんだ。不思議だなぁ人間の心って・・どうせならずっと前向きになっていてくれよ!
最新環境技術

ギニアの次はインドに技術輸出だ!

大変なことになってきた。ギニアへの飲料水化設備の導入の次はインドに日本のバイオマスエネルギー技術の輸出に携わることになりそうだ!環境省の委託事業で「静脈産業の海外展開促進のための実現可能性調査等支援事業」という事業に携わることになりそうだ。具体的な内容はインドへ日本の廃棄物処理・リサイクル分野の技術の供与支援だ。とんでもないことになってきた・・!問題はこの身体でこなせるかどうかだ。来週の22日には霞ヶ関の環境庁まで委託事業の説明を日帰りで聞きにいかなければならない。早朝5時西宮をでなければならない。。(/_;)身体が持つかなぁ・・それが心配だ。。
最新環境技術

アフリカのギニアに日本の技術供与だ!

今日僕のブログを見て直接ご連絡があった方でアフリカのギニアに日本の技術を導入されておられる人と面談した。おそらく下記のk去年の4月の石巻の記事を見られたのだろうなんと赤道ギニアにこの飲料水化設備を導入したいというのだ!嬉しい話ではないか!そしてもし導入が決まったら僕にもアフリカに来てほしいというではないか!アフリカへの支援・・アフリカ、、それは僕にとってあこがれの地だった。こんな身体になってしまってから、「いつか行きたいと思っていたアフリカ」には絶対に行けないだろうと考えていた。。それが思わぬ形で行けるかもしれないのだ!しかもアフリカ支援という形で役に立てるのだ!こんな障害者でも役に立てるのだ。それが何よりうれしい障害者になってからも「役に立つ人間」でありたいと思い続けて3年・・思わぬ形で志が達成できそうだ!
人間の生き方

不安の負けない心

将来不安・・不安だらけだ。。何だろう、この不安不安の波が意味もなく押し寄せてくることがある。左手は全廃、、全く動かない。左足も・・思うように動かず、歩くこともままならない。こんな身体だから。。家事はほとんどできない。洗濯など全くできない。ひとりになったらどうしよう介助(介護ではhなく)なしではいきていけない不安仕事はPCだけでなんとかできているけど毎日の日々の生活は介助が必要な僕、、いくらお金があっても一人では生きていけない。そんな不安が押し寄せてくるなんでこんなに情けない身体になってしまったのだろう。。悲しくなる。。そうかと思えば、そんなもの知恵と工夫で乗り切ってやるそんな風に強気になることもある。僕にとって一番の不安の種は仕事ではない。日常生活だ。いくらお金があっても介助なしでひとりでは生きていけないからだ。こんな不安・・どうしたら良いのだろう。。正直ひとりになることが恐い・・そんな不安何の根拠もないではないか自分に自信を持て!自分にそう言い聞かせる。。今朝も不安の波が押し寄せてきた。。どうやってこの不安を乗り切ろう?毎日がこんな不安との闘い不安に負けない心を持ちたい。不安は自我が...
独り言

困難だからこそ挑戦するのです。

僕の今年は挑戦する挑戦目標はこれだ1.感覚障害の克服脳卒中の後遺症の感覚障害の回復方法はないというのが現状のリハビリ医の常識だそうだ。感覚障害の苦しみは誰にも理解されないだろう。運動障害のように他人からは見えないから・・だから運動麻痺に比べ、軽視されているように思う。実際、片麻痺の感覚障害は良くなるということはほとんどないというのがリハ医の業界では常識らしい。。それならそれでいいだからこそ僕は自分ひとりでその克服に挑戦するリハ医には頼らない独学で自分自身で自身の感覚を研究して克服してやる2.半身不随での水泳僕は運動麻痺だけでなく感覚障害がひどいので、手が水面から出ているか水中にあるのか区別がつかないこれは水泳をするのには致命的だ。だから去年は一度プールに行って諦めかけた。でも今年は挑戦する。知恵を絞るのだ。どうやったら手が水面から出ているか水中にあるのかを区別ができるか知恵を絞るのだ。3.スマートシティのモデル地区の構築今進めているスマートシティのモデル地区の構築これも大きなハードルがあるだろう。電力会社などの反対勢力の抵抗もあるだろう。だからこそ知恵を絞るのだ。諦めない。何度も言いま...
独り言

やっぱり泳げないんだ。 悲くて悲しくて辛い朝

水泳部で練習をしている夢をみた。僕は昔水泳選手だったんだ朝、目が覚めた。現実に急速には引き戻される やっぱり泳げない身体になったんだ。悲しい。とてつもなく、悲しい朝、どうにもならない。悲しみで心が壊れてしまいそうになるそんな寝起き、悲しみの気持ちがコントロールできない朝。まだ撲の心の奥底では苦しみが癒えていないことに気付く、、悲しみで悲しみで悲しみで心がいっぱいになってしまう朝誰かに慰めて欲しい辛い朝誰かタイムマシンで脳出血で倒れる前に戻してくれないだろうか現実を受け止めきれない。そんな哀しく辛い朝を迎えるようになってからもう3年になるこの3年間ほとんど毎朝だ。心を立て直すのに30分はかかるベッドサイドにひとり座りこみひとり涙してしまう。こんなとき誰かに声をかけて欲しい。心のふれあいが欲しいいつまで続くのだろうこんなにも悲しく辛い朝、、誰にも見せない辛い涙の朝の姿、、ひとり立ち直ろうと心がもがいている心の奥底で叫ぶ・・負けちゃいけない!・・と負けるもんか!本当は負けそうなのに・・強がらなければ仕方がない。でなければ本当に心が折れてしまいそうだから、、iPhoneからの投稿
人間について

誰もわかってくれない感覚障害の苦痛・・

脳出血の後遺症・・運動麻痺は見えるから辛さが理解されているみたいだけど感覚障害については周りから見えないからどんなに苦しくても理解されないのがつらい。あるリハビリ医のブログにこんな1節を見つけてショックを受けた。「もはや業界では常識化していることなんですけど、片麻痺の感覚障害は良くなるということはほとんどないとしてもいいわけなんですね。」「リハビリにおいて感覚障害についての治療をきちんと研究として発表した人もほとんどいないはずなんですね。つまり、片麻痺においては特に感覚障害というのは置いてきぼりされている概念であると思うんです」と書かれていた(/_;) 泣きそう・・生野氏の認知療法に期待したい