人間について 時は解決してくれない、時は悲しみを受容させてくれない
これを読んでくれている皆さん方の中にも「時が解決してくれる」とアドバイスされたことが一度はあるのではないでしょうかでも時が経ち記憶が薄れることで不安や怒りや悲しみが解消できるならば、それは「忘れる」ということです。どうしても忘れることができないとき「時は解決してくれない」のですその悲しみや苦しみが毎日に関わる重大なことならば、薄れる可能性より問題が、苦しみが更に深くなることだってあり得ます。このことは僕の祖母の事を思い出しながら書きます。時が苦しみを受容できるようにしてくれるということも聞いたことがある受容・・「悲しみの受容」「障害受容」受容という言葉・・なんと冷酷で残酷な言葉なのだ。愛する人の死の悲しみや障害を負った苦しみなどを「こんなものだ」と受けれること?不可能だ・・経験した事のない人が無責任に言う冷酷且つ残酷な言葉にすぎない。肉親や子供を亡くした方は時間の経過とともにその悲しい事実を受け入れることが本当にできるとでも思っているのか。時間と共悲しみが癒される?それは不可能だ。その人達の時間は亡くしたときの瞬間で止まっているのだ日常に涙が消えたのは、決して受け入れたわけではない心の...
