人間について 「自分が地獄だと思う」のは、そして「人を憎んでしまう」のは「知らない」から
僕は半身麻痺になった当初、自暴自棄になっていました。あるとき障害者の就職を斡旋する人に出会い、その方から全盲の障害者の存在を知りました。その全盲の障害者の方は20歳のときにある病気で全盲になってしまわれたそうです。いわゆる中途障害者でした光や色を失う人生なんて僕には想像を絶する絶望だと思っていたのでその人も当然、想像を絶する絶望感に苦しんでおられるとと思っていたのです。ところが彼は目が見えないことを既に受け止めていてその中で「出会う楽しさ」や「学ぶ楽しさ」を感じていました更に驚くことに彼は小説家を目指して毎日パソコンで文章を書き書物を読んでいるというのです書くときは音声入力ソフトを使い読むときは音声ブラウザを使うというのです更に彼は白い杖を携えながら「不便なことはあまりない」とまで言っていました。目が見える僕には目が見えない人生に楽しさを見出すなんてとても考えられないことでした。地獄そのものではないかとも思えましたところが彼は僕に出会いの素晴らしさや学ぶ喜びや小説を書く喜びに目が見ないことはあまり関係がないということを教えてくれtたのです。僕はこの中途「全盲」の方の心が元気であることを...
