脳卒中の麻痺の回復が如何に難しいものか、あらためて痛感した。
先々月にも長嶋茂雄さんのリハビリの様子をテレビで放映していたけど
並大抵のリハビリではなかった・・
ある意味「長嶋さんらしい」いわゆるスパルタ式のリハビリであった
しかも一流のセラピストを付けて特注と思われるようなリハビリ用のマシン?を
使いリハビリをしていた
今日観た感想は
「それでもここまでか~」
というのが正直なところである
脳卒中後の麻痺のリハビリ、、
これほど「徒労」に感じる事はないと思う
いくらリハビリをしても成果はほんとんど感じる事はない
いわゆるスポーツでの「筋トレ」とは全く違う、
筋トレなら成果はすぐ(10日ほどあれば多少なりと変化は出てくる
筋肉痛がそれである
昔、身体を鍛えるために筋トレをして
翌日くらいに筋肉痛がきたら嬉しくなったものだ
筋肉痛=筋肉が鍛える事ができている証拠だからだ
でも、脳卒中後の麻痺のリハビリは全く違う
いくらやっても「成果」と言えるものは感じる事はできない
それもそのはず、、
脳卒中後の麻痺のリハビリは、訓練は手足の訓練だけれども、訓練している対象は実は手足ではない
損傷(死滅した)脳細胞の代替をすると推測されているこれまで活動していた脳細胞とは違う脳細胞を訓練するのだ
全く鍛えられている実感はない
訓練しても、訓練しても何も変化を感じる事はない。
長嶋さんだってあれほど運動神経の良かった方だ
巨人の有名な1000本ノックに耐えてきたほどの人だ
だからこそ、リハビリという訓練の成果の感じられない状況に歯痒く、悔しい思いをしてこられた事は容易に推測できる
そんな長嶋さんでさえ10年近く頑張ってこれて、今日のような状態だ
脳卒中による麻痺の回復が如何に難しいかを如実に示していたと感じた
僕にとってもこの4年半のリハビリは
見方によれば「徒労」としか思えない
実際、「こんな事は徒労ではないか」と感じるときは何度もあった
正直、諦めた方が楽だと何度も思った
でも、今僕はうまく言えないけど
この「徒労」こそが本当は僕にとって大切な事を教えてくれたような気もする
合理的な人や、頭の良い人は、特にビジネスの中ではこんな「徒労」は
「ムダな事」として嫌うと思う
でも、この「徒労」こそが僕の「心」を鍛えてくれたような気がする
今の時代には合わないかもしれない
本当の意味で(堪え忍ぶ)「忍耐力」とはどういうことかを教えられ
そしてそれを鍛えてくれたような気がする
そう思う事で
今も続けている週に一度の(成果が全く見えない)リハビリに通う事に
意義を見い出す事ができるような気がする
しかし、
僕の最大の悩みであり苦である疼痛と痺れ、
そしてその原因でもある「感覚障害」を多少なりと回復できる治療や
リハビリというものは無いものか、、、
痛みだけはどうにも正常な精神まで蝕まれそうで厄介である。。
これをも訓練(試練)のうちと考えるべきなのだろうか
そんなことはきっと死に際に分かる事なのだろうな・・
投稿者プロフィール

- 代表
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。