早く障害に慣れて頑張ってね・・
などという励まし?の言葉を聞く事がある
そんなとき
少し悲しくなる
この半身麻痺という脳の損傷による障害に慣れるなんてことはあり得ない
分かってもらえないな・・
で
考えてみた
なんで「慣れ」ないんだろう
最近ようやく一つの答えがでてきた。
「慣れる」とはなんだろう
「慣れる」ということは
つまり「環境適応する」ことではないか
人間にはこの環境適応力がある
この環境適応力こそが人間の脳の能力ではないか
だとしたら、脳を損傷した僕は
この環境適応力も失ってしまった
だから「慣れる」ことができないのではないか
そう考えると身に覚えがあることが多々ある
半身麻痺になった当初僕は階段なんて到底登れなかった
歩くことさえもできなかったのだから当たり前なんだけど
必死のリハビリの結果、病院のリハビリ室にある
せいぜい5段ほどだけど練習用の階段は
登れるようになった
やっと階段を登れるようになったと喜んでいたけど
いざその病院の普通の階段登ろうとすると
なんと登れない!
なぜか・・
階段の段差が微妙(せいぜい1cm)に違うからだ
その微妙な段差の違いによって
足を上げる高さが分からないのだ
これは今でも同じだ・・
自宅の階段の登り降りは手摺りを持ちながらなら
なんとかできるけど
駅などのちょっと段差の違う階段は
足の動きを目視しながら
キチンと段差の上まで足が上がったを確認しながら
でないと登れないのだ
つまり少し環境が変わっただけで
環境適応できなくなっているのだ
片麻痺の人がよく階段で転倒して骨折するのはそのせいだと思う
だから、僕はいつまでもこの障害に
「慣れる」ことはできないのだろう
そしてあらゆる環境に対しても「慣れる」ということは
いつまでもとてつもなく難しいのだろう
左脳は損傷していないから、障害を負って以降
右手は片手でいろんな事ができるようになり
どんどん環境適応している
今、こうやってキーボードを右手片手だけでタイピング
するのだって右手の動きは随分早くなった。。
皮肉だな・・
脳を損傷することって厄介だなって思う
投稿者プロフィール

- 代表
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。