食べていくために・・
昼間はNPO法人の活動をしたいのでこんな時間帯の仕事を選んだ。
そして僕はある作業の「管理者」として雇ってもらっている
左半身が不自由なので「作業」なんてできないからだ
その作業者の中に最近入ってきた若干20歳の中国人女子留学生がいる
4月に日本に来て、日本で働くの初めてだとのこと・・
とてもまじめによく働く子だ。定時がきても仕事が「一段落」するまでは
帰ろうとしない。。
たいしたものだ
いまどきの若い日本人でも退社時間がきたらさっさと帰ろうとするのに・・
そして先週末その彼女からお願いがあった。
来月の給与だけを前倒しで欲しいと・・
8月25日の給与を13日に前倒ししてほしいと・・
聞くと17日に親元に帰国するから日本のお土産を買って帰ってやりたいとのこと
初めての海外渡航であこがれの日本(昔日本人がアメリカに夢を求めて渡航したときのような感じだろう。そこで初めて働いて稼いだお金で両親に何か買ってあげたかったのだろう)
僕は、じゃあ社長に聞いてみてあげると言ってあげた
とても嬉しそうだった
何度も「ありがとうございます」と言われた
ところが社長は「NO」だった
理由は「特別な理由にあたらない」ということと
「そういう前例を作るのはよくない」という理由だった
経営者としては当然の判断である。災害や病気などの非常時でもないのに
給与の前払いを認めてしまう前例を作ってしまうとマズイ、当然だ
でもあれだけ「ありがとう」と言われた僕は
さすがに彼女に言い辛かった。
でも率直に言うしかないので
「社長に聞いてみたけど給与の前払いは無理だって・・ごめんね・・」
と言った
落胆するかと思って「大丈夫?」て聞いてあげたら
ほんの一瞬口ごもった・・
その瞬間、大丈夫じゃないんだと察知できた
だからつい「ごめんね」と言った。
そうしたら彼女、笑顔で
「岡下さんのせいじゃないですよ!あやまらないで!大丈夫!」
って言われた・・
なんかあまりにも素直で感動してしまった。。
一般的に言われている中国人の悪いイメージとは全然違う
その辺の若い日本人よりずっと健気で頑張り屋さんで気持ちも優しい子である。。
そんなことに小さな感動を覚えて今帰ってきた・・
今夜は良い眠りにつけそうだ・・(^_^)
投稿者プロフィール
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。