非常に深く感銘したことがある。
「制約条件は解除の対象である」という言葉だ。
事業を行う上では、さまざまな制約条件が出て来るものだ。
・お金がない。
・知識がない。
・人脈がない。
等々、あげればきりがないほどだと思う。
だけれども、だから出来ないというのではなく、
それらの制約条件というものを出来ない理由にするのではなく、「解除の対象」にしなさい。
なぜならその制約条件さえなければ、成功への道が開けるのだから、、というものだった。
つまり立ちはだかる制約条件というものは決して「出来ない」原因と考えるのではなく、
解除するものだ。と考えなさいという意味だ。
この言葉はとても大きな意味があると思う。7
別に事業を起こす人だけの考え方ではないと思う。
人生の中での苦境にも当てはまると思う。
例えば僕は左半身麻痺のため、左手は全廃で全く使えない。
そういった体の不自由という「制約条件」があるから、「できない」と考えるのではなく、
そういった「制約条件」は「単な解除の対象」と考えるのだ。
つまり出来ないことをできるようにするために「知恵と工夫」をすれば良いだけなのだ。
その「知恵と工夫」で制約条件が解除する事ができれば、「できない」と思い込んでいたことが、
できるようになるのではないか!
ただそれだけのことではないか!
要は制約条件を「出来ない理由」にしてしまうか「解除の対象」と考えるかという捉え方を
帰ることによって状況は一転するのだ。
そんなふうに制約条件を「解除の対象」と考えれば、
「どうやって解除してやろうかな!」
というような気持ちの持ち方になって、解除するための工夫を考えることが、楽しくなり、
やりがいを感じるようになるものだと思う。
僕も今「この指さえ動けば、できるのに」とか感じるとき、
「この指が動かないから出来ない。」と考えてしまうと、
永遠に出来ないと感じてしまい辛くなってしまう。
でも
どうやって解除するのかということだけを考えていると、いろいろとアイデアが湧いてくるものだ。
そして新たなアイデアが沸いて来ると、
やったー!方法見つけた!
という感じで、優越感のようなものまで感じてしまう。
その一つが自分の爪を切ることだった。
左手が全く動かない以上、左手で爪切りを持つことが出来ないので、右手の爪は自分では永遠にすることが出来ない。他人に頼むしかないと感じていた。
でも何とか工夫して切ることが出来ないか。工夫すれば、何か方法があるに違いない。
と考えてみていろいろ調べたところ、実に面白いものを発見した。
制約条件を解除するための道具も見つけたのだ。!
これだ~!
この写真を見て、どうやって使うか分かる人がどれだけいるだろう。
実にうまく工夫されたものだった。電子制御で動くロボットなんかより、
ずっと工夫に満ちたものだと思う。
久しぶりに感動した。
最近の玩具などには工夫といったものがないような気がする。
全て電子制御で動くものばかりだ。
江戸時代のからくり人形のような工夫がまったく存在しない玩具ばかりだ。
息子の玩具にしてもそうだ。工夫をする余地がないのだ。
だから子供達は、自分で工夫することなく、
玩具メーカーで作られた中で「良いもの(あるいは強いもの)をゲットするということが最近の子供達の目標であり、最優先課題のようだ。
自分で考えることをしない。
なんでも与えられて「できない」ことがないから、つまり制約条件がないから、自分で工夫して考える
ということをしないような気がする。
例えば僕の子供の時代は、駒一つでも、友達より、強くなるため、自分でさまざまな工夫をしたものだ。
自分の持っている駒が弱い駒であればあるほど、
周りに針金を巻きつけたり、自分なりにいろいろ工夫したものだ。
つまりそのままでは弱いという制約条件を解除することを楽しんでいたように思う。
それは今でも同じではないか。
手が動かない。足が動かない。だから出来ない。
などと言っていても、いつまでたってもできるようにならない。
長い人生の中、沢山の制約条件がある。万能の人間なんて存在しない。
制約条件があるから、それを解除することを考える。それが、工夫というものだ。
人生においても立ちはだかる制約条件は「出来ない理由」ではなく、「解除の対象」にすぎないのだ。
投稿者プロフィール
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。