震災などの災害の際になぜ日本では略奪や強盗をなどの犯罪が起きないのか。


今回の東北関東大震災において、日本人が略奪や強盗をなどが全くといってほど起きず、実に礼節を保ち行動していることに対して世界中から(あの日本を適している中国からでさえも)称賛の声が出ているらしい。

世界からの賞賛の声のニュース

中国からの賞賛の声のニュース

確かハイチの大地震の際にも、先進国では数年前のアメリカのハリケーンカトリーヌによる洪水の災害時、
にも略奪や強盗が頻発したといいます。

そして西欧諸国の人々はそれをある意味で「仕方のないこと」と捉えていたようです。

しかし日本は全くそんなこと起きなかった。そのことに対して、驚きと賞賛が相次いでいるらしい。

確かに日本でもこの機会を利用して便乗値上げをする悪質な業者や振り込め詐欺などをする輩が日本にでも、
出てきています。しかしそれは他国の災害の際に起こる略奪や強盗の数と比べ物にならないくらい少ないのだ。

僕はこのことについてちょっと考えてみました

僕なりに思うのは神道や仏教の中にある「性善説的」な考え方とキリスト教の中にある「性悪説的」な考え方に起因するのではないかと感じています。

的」と書いたのは、本当の「性善説」や「性悪説」というのは、ここで書く内容とは本来全く違う思想
であるからです。

神道や仏教の中にある「性善説的」な考え方とは、僕なりに考えたのですが
下記のような教育的思想ではないかと思っています。

性悪説的」な教育的思想とはキリスト教の「原罪」という考え方から、
来ていると思うのですが下記のような教育的思想です。

性悪説的」な教育的思想とは
人間はもともと罪深い生き物です。
だからあなたが過ちを犯しても仕方がないのです。
神に祈りなさい。そうすれば救われます。

人は弱き者ですから過ちは犯します。
しかし悔い改めた者は許さなければならないのです。」

性善説的」な教育的思想とは
「人間には動物的な本能的欲求というものがあります。
でも人間であるからには道徳に反するような本能的欲求
に打ち勝とうとする道徳的本性えを持っているのです。
だから自分の心を鍛え、本能的欲求に打ち勝ちなさい。
それが畜生との違いであり、人間であるゆえんなのです。」

上記の2つの言葉は僕は勝手に考えたことですが、このような2つの考え方の違いがあるのであれば、
こういった災害時などの混乱時の人間の行動パターンは当然大きく異なってくると思います。

西欧の現代のキリスト教「的」な考え方の中に「許す」という発想があると感じています。

もっと簡単に書くとすれば、

「人間はもともと罪に深いので、罪を犯してもあとで悔い改めれば許される」

というような考え方です。(聖書における本当の意味での「原罪」とは全く違うのですが・・)

では日本ではどうなのか。

日本においては仏教や神道だけでなく江戸時代にさらに儒教の考え方を加え洗練された武士道という思想が武士だけでなく日本人全体のの思想の根底にあると感じています。

この考え方こそが日本人がどんなときにでも道徳的行動が可能な理由ではないかと感じます。

武士道では我欲に捉われしまうことに対する日本の武士道独特の「恥」という概念があります。

この「恥」によって昔の侍たちは切腹までしたのです。

後から」の反省など許されないのです。

このような災害時に乗じて略奪や強盗をすることは日本人にとって正に「恥」以外の
何物でもないのだと思います。

このような文化が世界の東の果ての小さな日本という国で成就しているということに、
日本人として誇りをを感じています。

こんな日本だからこそ私がスタートし始めたNPO法人では、単に日本の技術を世界に伝えるだけでなく、
こういった日本の思想を反映した持続可能な社会確立するために必要なあるべきライフスタイル
までも世界に提案していきたいと思っています。

こんなことは大それたことで到底無理なことかもわかりませんがやれるだけのことはやってみたい
のです。

性善説性悪説などを踏まえてもっともっと書きたいことがあるのですが
簡単には書き切れそうにないので今回の記事はここまでにしておきます。(^_^;

投稿者プロフィール

代表
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。
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