人間について 植物のように
生きとし、生けるものには、他の生き物を害し損ね、食しなければ命を保つ事ができないという「悲しみ」があるしかし、生き物の中でただ、ただ、ひとつだけ、あの美しい緑と美しい花を咲かせる「植物」だけが、、、水と太陽と空気、そして、地中のわずかな有機物やミネラル分を糧として、生きるために何ものをも傷つける事なく自らの力のみで命を繋いでいるそして、どんな風雨にさらされても何ひとつ文句も言わず、ただ、ただ、自然の成り行きに身を任せ、そして、枯れるときにはひとり静かに土に戻り、やがて堆肥などとして、他の生き物を生かし、作るものとなり他の生き物の糧となる植物は自ら動く事もできず、ただじっと静かにしているだけにも関わらず、そうやって自らの力のみで命を作り、命を繋いでいるそれだけでなく、他の生き物の命の糧にまでなっている今、こうして健常者のようにアクティブに動く事ができず、パフォーマンスが著しく低下した僕が人の役に立ちたいと思うとき、そんな植物のようにじっとしていても他の人の糧となれるような人間になる事ができれば良いな、、そんな風に思ったりする僕だけど、動く事が辛いと言いつつ、止むにやまれず、今日も茨城まで...
