何に悲しみ
何に苦しんでいるのだろう
ふと、そんな事を考えていた
確かに半身不随という不自由はつらい
確かに後遺症の中枢性疼痛の
痛みと痺れも辛い
じゃあ半身不随や
それを引き起こした脳出血に
対して怒っているのか?
というと
そうではない
半身不随や中枢性疼痛に対して
怒りや悲しみを感じているのか?
というと
そうではない
よくよく考えてみたら
半身不随という不自由になっ事により
その後、日々の生活の中で
僕に起こった屈辱的な出来事
または、
中枢性疼痛という痛みと痺れに対する
周囲の無理解(これには残念ながら医師も含まれる)
そういった僕の接する周囲の人
つまり人間に対して怒り、悲しみ
嘆き、苦しんでいた
病気そのものではなく
病気をきっかけに起こった様々な
「人間関係」の中に僕の怒りや悲しみが
存在していた
そんな事にふと気付いた
例えば「怒り」というものは「人」に対して以外には
起らない感情ではないだろうか
車が故障したとき
車に対して怒りの感情は起きない
起きるとすれば、
その車を作った自動車メーカーの「人」に対してか
或いは
そのようをメンテナンスした
自動車修理工場の「人」に対して
怒りを感じる事はあるだろう
また、或いは
キチンと定期点検をしてこなかった
自分「人」に対して怒りを感じるだろう
人から棒で殴られたら、
殴ってきた人に対して怒りは感じても、
棒に対して怒りを人はいないだろう。
怒りという感情は
常に「人」に対して湧き上がる感情なのだ、
自分に何らかの辛さ「痛みであったり、
失敗させられる原因であったろ」を感じさせる相手が
「モノ」であったときには怒りは感じない
それが「人」であったときに限って
怒りを感じるのだ。
だとしたら
どうすばよいのか
怒りや憎しみや苛立ちなどを感じる「人」を「人」と思わず
「モノ」と思えば良い?
それはちょっと無理だ・・
じゃあ「不完全な人」だと考えれば良いのではないか
という風に僕の中では帰結してきた
「完全は人」
だと思うから
「完全に僕を理解してれている人」
だと思うから
「期待」に裏切られ(反した行動をとられ)
怒りを感じてしまう
怒りのや憎しみや悲しみの感情をもつと
許せるではないか、その分、事前の対処もできるし、心構えもできる
そもそも人は皆不完全なんだし、、
そこの「完全」を求める心があり
裏切られるから
怒りが生じる
僕は自分なりにこの5年間
(脳卒中の後遺症から回復したい一心で)
人間の脳の勉強をしていて
人間の脳なんて不完全極まりない
ということを感じた
そして
人の性格さえも(魂などではなく)脳が作り出すものだと知った
だとしたら
性格の悪い人間はただ脳が不完全なだけなのだ。
そう考えると
「性格の悪さ」から出る気分を害する行動や言動も
脳が不完全さに起因しているに過ぎず
ある意味、「性格の悪さ」もただの病気ではないかとさえ思う。。
そう思えば
病気なのなだから本人の責任でない
だから
許せるじゃないか
これからは人は不完全であるという事を前提に人間関係を
考えて行った方が、良いのではないか
人が自分が(こう考えてくれているだろうとか、こう行動してくれるだろう)とか
考えるように「完全である」などとと考えて接するから
余計な軋轢を生み、怒りの原因となりそれがひいてはトラブルを
引き起こし、果ては憎しみにまで発展するのではないか・・
などと考えていた・・
そんなこを考えてみると僕の苦しみの根源は、
やはり、脳出血の後遺症の半身不随や中枢性疼痛という
痛みや痺れが最大の原因ではなく
この事(脳出血により障害者になったこと)に起因して
起こった「全く予期せぬこの事件?」が
最大の原因であり、苦しみの根源であろうと思うのだ。
そんな意味で人との接し方は相手が「不完全」である
という認識の元で、
ある意味、一定の疑いを持って付き合った方が良いのかもしれない。
期待し、信頼すればするほど、あとで自分の苦しみが深くなるから・・
とは言うものの
元来馬正直で人を信じやすい僕・・
これまでも何度も詐欺に酷い目に遭ってきた自分である
日本だけでなく、東南アジアで詐欺のカモにもされた
そんな僕が目の前の相手を「不完全な人間だ」などと
ある意味、疑いの目を持って接することなどできるかな・・
それよりも全面的に信頼して任せて、
結果的にうまくいかなくても、
一時的に怒りは生じるかもしれないけど
その方が自分が納得できるような気もする
人間関係って難しいな・・
少なくとも今の僕の苦しみは
脳出血の後遺症の麻痺による不自由や
痛みと痺れという身体的・物理的苦痛だけから
くるのもので
はない事は確かで
これに起因して起こってきた
様々な人との軋轢に苦しんでいる部分がとても多いように思うのだ
投稿者プロフィール

- 代表
-
京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。