武士は
自ら道徳の規範を定め
自らそれを守って模範を示すことで民衆を導いていったのである。
新渡戸稲造がその著書「武士道」で言うように
武士道においては「恥」は死よりも悪いものとされる。
「恥」とは卑怯なまねをしたり、自分の怠惰によって仕事に不都合を生じたり、不忠を働いたりすることだ。
そんなところから
「花は桜木、人は武士」
という言葉が産まれ、
侍は 日本民族全体の「美しい理想」となった。
「大和魂」は 武士道がもたらしたもの、そのものであった。
日本民族固有の美的感覚に訴えるものの代表に「桜」がある。
桜は古来から日本人が好んで来た花であった。
西洋人は バラの花を好む
バラには桜が持つ純真さが欠けている。
バラは、その美しさの下にトゲを隠し持つ
朽ち果てる時は、
生に執着するがごとく
そのしかばねを 枝の上に残す
日本人が愛するのは桜の花だ
淡い色彩と ほのかな香り
その美しさの下にはやいばも毒も隠していない
散り際のいさぎよさ まさに死をものともしない
自然のおもむくままに、散る準備ができている。
これこそ武士道の精神であると思う
これが本来の日本の姿であり、日本人の姿であると思う
その淡い色合は 華美とは言えないが、
そのほのかな香りには飽きることがない。
このように美しく、はかなげで、
風で散ってしまう桜が育った土地で、
武士道が育まれたのもごく自然なことではないだろうか。
投稿者プロフィール

- 代表
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。