主治医から「岡下さん先月よりも歩くスピードあがりましたね。先月は10メートル10秒83
今月は10メートル10秒53になってますよ。新奇新記録ですね」
何とも低レベルな話しだ。
なぜこんなことをするかというと、リハビリが効果を上げているという証拠を厚生労働省に
提出しなければならないからだ
数年前の情医療法改正で、脳疾患等による麻痺のリハビリは6カ月以上になると、保険適用されなくなると決まってしまったのだ。
なぜかというと、麻痺を発症してから6カ月以上が経過すると、リハビリテーションをしてもほとんど効果がない。だからそんなに医療に保険適用できないと、厚生労働省の役人が机の上で決めてしまのだ。
しかし実際には、5年、10年かけて回復している人もいる。
そんな人達からの猛反発があり、一昨年ごろに医師が効果があるという証明になる診断がある限りにおいて、
1カ月13単位(1単位=20分)のリハビリテーションを保険適用するということに渋々変更したのだ。
それにしても1カ月13単位とはたった260分なのだ。週にせいぜい60分程度のリハビリしかできないのだ。この程度のリハビリで大きく改善するわけがない。
だから仕方なく、僕も自宅の前の道路で自主トレをしている。
しかし、専門の理学療法士さんの指導のもとで行うリハビリテーションとはどうしても質が悪くなってしまう。
まあ医療費抑制のためなんだろうから仕方ないか。自分も医療費抑制に貢献しているんだと思いながら
過ごしている。
それでも10メートル10秒53という記録は、脳出血発症後の僕にとっては新記録なのだ。
健常者の頃は、40歳過ぎても50メートルを6秒台で走ることができた身体だったのに比べると
カタツムリのような遅さではあるが、それでも新記録と言われると嬉しいものだ。
発症当時左半身が完全麻痺の状態だったことを思うと、涙が出るほど嬉しい記録だ。
まあ、赤ちゃんに戻ったつもりでこれからもコツコツと頑張るとするか。
そしてさらに45年経過したら50メートルを6秒台で走る超人のような90歳の老人になることを目標にしてみようかな。
あとは、左手がいつ動き始めるかだ。
左手が動き始めれば、足が動かなくても、泳ぐことができる。
水泳選手だったぼくはプルだけで(腕だけでキックなしで泳ぐという意味)50メートル30秒台で泳ぐことができたんだし、、
いつかまた海で泳いで、そして潜りたい。
水中であれば、今でも意外と片フィンだけで潜ることができるかもしれないな。
でもやっぱり危険だからやめておこう。そもそも船の上でタンクを背負うことができないだろう。
投稿者プロフィール
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京都の某経営コンサルタントに従事
神戸の中堅IT企業にてWEBシステム構築や各種企業向けシステム構築のプロジェクト・マネージャーとして従事
神戸にてIT起業を起業し、代表取締役に就任
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下しに起因し、
血圧上昇と同時に基礎疾患のモヤモヤ病により脳出血発症し、
左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産して、一時絶望
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけ、半身不随の身体でも出来るビジネスと踏んで
プロコーチを目指しコーチングノウハウを修行
2022年に、いつの日か個人事業主や企業経営者のコーチや個人のライフコーチとしてコーチングビジネスをするスタートする為、コーチング認定試験に合格し、認定コーチとなり、左半身不随障害者でも可能なあらゆる事業展開予定。
座右の銘は平凡ですが「ネバーギブアップ」です。