独り言

リアルスティール

昨日、少し時間ができたので映画「リアルスティール」を観に行ってきた。ちょっと辛かったなーネタバレするのでここでは詳細なストーリーを記載するのは控えますが長い間、はなれ離れになっていた父と息子が出会い、最後は息子が父が「強い父親」であったことを認め、尊敬し、父子の絆を取り戻すという設定なのだが、この「強い父親だった」という設定が僕の胸に突き刺さった。僕も「強い父親」でありたかったと感じてしまった。障害者になってしまい、普通のお父さんがしてあげられるようなことができなくなった。細かいことで言うと家の大工仕事一つできない父親・・肩車ひとつできない父親。。そんな自分に不甲斐無さを感じてしまった。。いつまでも息子にとって「強い父親」でありたかった。。
人間の生き方

「絆」と全く予測不能な僕の人生

人生とは不思議なものである特に僕の人生、自分で言うのもなんだけれども全く予測不能な人生を送っている。昔、今の自分を予測することは全く不可能だった。自分の人生が予測できないのは誰しも同じだと思うけれど、それにしてもこれほどまでに波乱万丈になるとは・・今、僕はなぜかある地方自治体のメガソーラープロジェクトファンドのプロジェクトファイナンスの組成に取り組んでいる。原発事故の問題により現在脚光を浴びつつあるメガソーラーによるエネルギー供給システムの実現をしようとしているのだ。僕は大学卒業後はある大企業の一人のエンジニアにすぎなかった。口下手で、生真面目なサラリーマンだった。それが何を思ったか大企業をスピンアウトし、全くエンジニアとは畑違いの経営コンサルタントの会社に転職してしまった。それからインターネットの普及に合わせて気に入ったのはIT系の会社だった。そして自分で事業を起こしてしまった。今から考えてももともと口下手で、生真面目な僕には無茶な行動だったと思う。案の定、営業が苦手な僕は経営に苦しんだ。生真面目さも手伝ってか会社の資金繰りに精神的に参ってしまいそうになっていた。そこに襲ったリーマン...
人間について

希望や志に根拠なんて必要ない

僕は3年前、、半身不随の障害者になり、会社も生産、無職無収入で全く先が見えない状況だった。でもなぜか世の中の役に立つ人間でありたい。障害者でも健常者に負けないくらいの人間になれるはずだ。という漠然とした自分に対する自信というか自分を信じるように心がけてきた。そしてネガティブな気持ちにだけはならないように無私無欲の心境になるように心がけた。そうすることによって、憤りや怒り、悲しみといったものを和らげることができた。そして、大きな大きな夢をまず持つようにしてみた。目先の苦境には振り回されないように、目先苦しいことや悲しいことや憤りがあったときその夢だけを考えるようにしてきた。そのとてつもなく大きな夢や志を実現できる根拠なんて全くなかった。今から考えると夢や志に根拠なんて必要ないと感じている。夢や志とは確証された成功とは全く違うものだと思う。何の根拠がなくても誰かにできることを証明できなくても自分の心に夢や志を持つことが大切だと思う。そもそも夢や志に前例などない。だから夢であり志なのではないか。そこに「根拠」を求めたら、「過去」の実績でデータなどから「根拠」を作り上げなければならない。前例が...
最新環境技術

今度は韓国へ小型風力発電実施装置だ!

先日突然韓国ルートから日本製の小型風力発電実施装置のオファーが来た。ここにきて次から次へと海外から日本の技術や製品に対するオファーが来ている。今週中に資料をそうしなければならない。ビジネスにつながるかどうか!成功して欲しい!思ってもいない展開だ。楽しい あまり先の不安ばかり考えず、希望を持って前だけを見て自分なりに粛々とできることをやってきた。そんなこれまでやってきたことに少しずつ花が咲き始めたような気がする。こうなってくると、そのことを考えているときは自分の障害のことを少しは忘れさせてくれる。これこそ生きがいだ!
独り言

大切なモノを失いました。

大切なモノを失いました。たくさんたくさん大切なものを失いました。長い間築き上げてきた大切なモノ脳細胞がほんの少し損傷しただけなのに。。たくさんたくさん大切なものを失いました。で失わなかったものもあります。それは家族と命・・失わなかったけれどこれからこの身体で守り切れるかな。。できなくなったとこと数えていると沢山あり過ぎて数えるのが辛くなるまだできることを数えた方がすぐに数えられる。少ないな・・でもできるようになったこともあります。家族との時間を長く取れるようになりました。しなくても良くなったこともたくさんあります。会社の資金繰り借入金の返済に追われること。新たにできることも不思議と生まれました。新たな志が生まれました。健常者の頃には到底持つことなんてできなかった大きな大きな志その志だけを見つめていると失ったモノがみえにくくなる。見なくても良いだから新たに生まれた志だけを見つめよう。
独り言

無我になりたい

無我になることができればどんなに幸せだろう。あらゆる怒り、憤り、悲しみは自我から来るものだと思う。僕が脳出血になり半身不随という身体が苦しいと感じるのも自我があるからだ。本当の無我になることなんて、生身の人間である限りできないことは分かっているけれど毎日が苦しい。辛い。失ったものを思うとどうしようもなくたまらない気持ちになってしまう。そんなとき志を想うようにしているけれど、やっぱりそこには自我が顔を出し、現在の苦しみに苦しんでしまう。身体が痛い、朝から猛烈にしびれる。やることなすこと思うようにできない。情けない。。そんな気持ちになってしまう。だから無我にやりたい。無我になることができればどんなに心の平安が得られるだろう。自我の強い自分が憎い・・とさえ思うことがある。どうすればよいのだろう。やはり志を見つめ続けるしかないのだろう。そんな志や希望には何の根拠もないけれどそれを信じて、今できることを精一杯粛々と「無我」夢中でやることが大切なのだろう。難しいな・・人間の心って・・でも僕は負けない。自分の自我に負けない。守るべきものがある限り、、こんな障害者でも頼ってくる人がいる限り負けないので...
人間について

志だけを見つめ続ける

目の前の苦しいことがある。毎日の生活で悔しいこともたくさんある。目の前の悲しいこともたくさんある(左手でお茶碗さえ持つことができない自分が悲しい)目の前の憎いこともある(僕を襲った脳出血が憎いと思うことがある)そんな目の前に(僕の心の中に)辛く悲しいことが出てきたとき、僕はそんなとき、幸運にも持つことができた志を想うようにしている脳出血で半身不随となって僕の人生はもう終わったかなと覚悟したこともあるけれど幸運にも僕には健常者の頃には無かった新し志といえるものを持つことができた。身の丈に合わない志だけれども、、その志を想っているときだけが目の前の苦しいことや身体の痛み何度も薄れることが分かってきた。だからその志がある限り、どんなに苦しい状況でもどんなに悲しい状況でも、その志だけを見つめて、そして前だけを向いて歩こうと思う。過去に失ってしまったものに囚われていていけない。目の前の苦しみや悲しみだけに囚われていてもいけないと思う。こんな身体では何をやっても遅く、毎日が悔しいことだらけだけれど、そうやって前だけを向いて歩きつづけていればいつか必ず志が叶うと信じたい。そうしていれば、もし志が叶わ...
人間について

男の美学,人間として美しく生きる

よく有名人で脳梗塞で倒れた人の中に「ただ今自宅療養中です」という報道を聞く。一時そんな「自宅療養」できる環境がうらやましいと思ったことがある。僕は零細企業の社長だったから、仕事がができなくなった(仕事をしなくなった)その瞬間に収入が途絶える。この3年間どんなに体が痺れても、どんなに痛くてもどんなに動かなくても仕事を途絶えさせることはできなかった。重たい身体を引きずりながら何度もハローワークにも通った。今考えると自宅療養なんてできなくてよかったのだと思う。自宅療養なんてしていたら今の自分はなかっただろう。自分でなんとかしなければなない。一度起業家になると起業家であり続けなければならないのだろう。結局は自分で起業しようとしている。古い考えかもしれないけれど男である以上、一度(起業)を決めたことだから最期まで自分の足で立ち続けたい。そんな思いがどこかにあったのだろう。障害者で無職、無収入、労災もなし、、女房、子供もいる 自宅療養なんていしていられない。お金に余裕のある有名人のようにはいかない。そんな追い詰められた状況があったからこそ、男としての「意地」のようなものが起業に向かわせたのだろう。...
人間について

苦しみの中にこそ生きる力が湧いてくる

不思議なことだけど、左半身が痺れて中枢性疼痛の痛みのためにもがき苦しんでいるときほど、心の奥底に隠れていたような僕の「負けるもんか」いう負けん気が湧いてくる。そして「無視無欲」と心の中で唱えると、苦しみから来る悲しみや怒りの気持ちが不思議なほどに薄らいできて、今度は希望と志の気持ちが湧いてくるのだ。それがなぜかはわからない。障害者であることも、左手足が動かないことも「平気」になってくる。こうなってくるともう志と希望を掴むための知恵を絞りだすのに無我夢中になっている。なぜか僕は苦しみの中にこそ生きる力が湧いてくる気がする。「M」なのだろうか・・と思う・・苦笑)
人間について

福島にはメガソーラーだけでなく最新蓄電池を活用したスマートグリッド構築も・・

今、僕が九州で進めている産業用メガソーラー普及のためのファンド組成プロジェクトをベースに原発事故で問題になっている福島県にもメガソーラー普及プロジェクトを展開しようと考えていたがもう一歩進んで、最新型の蓄電池「東京電力と日本ガイシが特許を持っている大容量蓄電池NASバッテリーよりも高性能で安全な大容量長寿命(30年)の大容量蓄電池」を活用して日本初(世界初かも)スマートグリッド構築を目指す方向になった。これには原発推進派の経産省などの利権の圧力が相当あることは覚悟の上だ。でも勝算はある勝てない勝負はしない。オープンにはできないが大きな隠し玉がある障害者でもここまでできることを証明してみせる。