人間について

理解してもらえないのは理解させないのが悪い?

僕はこのブログの記事で「弱音」を吐いてきたというかこの脳卒中後の後遺症というものがどれだけ辛いものかを出来うる限り言葉で表現出来るように心掛けてきたつもりだ。でも、言葉ではどうしても表現できない苦しみは理解してもらえない特に僕の後遺症の感覚障害や疼痛(中枢性疼痛)などは医者でも理解していない(これは医師の態度や言葉から断言できる)よく僕の記事を読んで頂いた同じ脳卒中後の後遺症で苦しんでおられる方からメッセージを頂く・・「よくこの苦しみを伝えて下さった」と・・ということは多くの同じ脳卒中後の後遺症を持つ方々がその苦しみ、辛さ(或いは哀しみかもしれない)を周囲に(正確に)伝えきれずにいるということではないかそのことは、この後遺症について理解してもらえていない事を意味すると思う僕は昔、ビジネスの中で相手に伝えたつもりで伝わっていなかったときは聞いた側の責任ではなく、伝えた側の責任だと教わった・・でも・・こういう後遺症というマイノリティな病気?になって思うこういう病気?の苦しみだはそうではない・・と思うこういう病気?の人たちが理解してもらえないのは理解させないのが悪いのだろうか??と・・でもそ...
独り言

潜水25M・・・

昨夜近所の福祉センターの障害者用プールに息子といっしょに泳ぎに言った息子は運動嫌いなのになぜか水泳だけはやりたいと言いだしている。今週金曜日に小学校で初プールやからそれまでに泳ぎを教えてくれと言われ、行ったまぁ元水泳選手だった僕としてはなんだ嬉しいもんだそこで久しぶりにやっぱりまだダメかなと思いながらちょっと泳いでみようとした案の定、左半身の重度の感覚障害のせいで、左腕が水面から出ているのか、まだでていないのかまるでわからないそれを感じることができないから、やっぱり腕を前に持ってくるタイミングも不明・・これでは泳げない。。やっぱりダメか・・そう思ったとき・・それなら左腕も左脚も殺して無視」して左手と左足はダラリとなった状態でもう息継ぎも、左手が水面から上がらないからこの際面倒くさいと思い・・ほぼ潜水状態で右手で水をかき、右足のキックだけで潜水していたらいつの間にか25mに辿りついた・・驚いたのは監視員と息子・・沈んだまま上がってこないから気を失っているかと思ったラらしいと思ったら、25m先のプールの端から出てきたのだから・・笑大学時代のダイビングクラブで昔取った杵柄・・大学時代は50M...
独り言

薬・薬・薬・・・

薬・薬・薬・・・毎日、朝起きてから薬漬け・・若い頃、お年寄りがたくさんの薬を服用しているのをみてああはなりたくないな・・と思っていたけど・そういう自分が今これだけの薬を服用している・・(ーー;)このほとんどが中枢性疼痛による痺れを止めるために自分で見つけた薬・・中枢性疼痛を根治する方法はまだないそうな稀に抗うつ剤が効果がああると言う情報を知り、さっそくうつ病のフリをして心療内科でSSRI以外の抗うつ剤を処方してもらったらこれが意外にも僕には効いたようだ・・なぜ効くかは不明・要するに中枢性疼痛による痛みや痺れは痛みの箇所に傷や腫れなどの原因が何もないにも関わらず、損傷した脳が「勝手に」痛いとか痺れを感じているだけらしいだから、左手が痺れていても脳に作用する薬を飲む・・この5年間自分なりに(中枢性疼痛に関しては医者はアテにならないから)脳に作用する薬を探し回り、米国からも個人輸入で購入している薬もあるだからこんなに多くなった・・真ん中に「ハウスのメガシャキ」があるけど、これもカフェインが強烈に多いから試してみたら多少効果はあるようだ・・だから寝覚めは「ハウスのメガシャキ」を一気のみして損傷...
人間について

四苦八苦・・

何気なく使っている「四苦八苦」という言葉に実は深い意味があった事を最近知った・・約2500年前に釈尊(釈迦)は生きることは苦しみに満ちてる生きることはすなわち苦である。そして「苦」とは「思うがままにならないこと」と言われその代表的な人間の思うがままにならない「苦」として「生「老」「病」「死」の4つの「苦」があると言われたここまでは知っていた。「四苦八苦」とはこの4つの「苦」に加え、更に以下の4つの「苦」に人間は苦しむことを言うそうな・・・愛別離苦(あいべつりく) - 愛する者と別離すること・怨憎会苦(おんぞうえく) - 怨み憎んでいる者に会うこと・求不得苦(ぐふとくく) - 求める物が得られないこと・五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないことこれらの苦の原因が自我からくる欲望だそうな・・・だから自我をなくせば、これらの苦からは解放されるその境地が「悟り」だそうな・・その自我さえも本当は実体のない実は存在しないものだ(「諸法無我」という)と気付くことが「悟り」だそうな・・「四苦八苦」という普通に使っていた言葉だけどその本来の意味するところは深いもん...
独り言

つらいな・まだ・・

さっき・・近所の郵便ポストに結構大事な手紙を投函しに行った郵便ポストまでは自宅から約200mちょっと頑張って杖なしで歩いてみるか・・と思い立ち・・杖を持たず、歩き始める途中で車の多い信号のない幅4mほどの道を横断しなきゃいけないそこでもう緊張していた遠くの方にこっちに向かう車が見えるだけでその車が来るまでに横断できる自信がない・・脇に汗が出る・・案の定、左半身が痺れてきた・・遠くからきた車をやり過ごして左右どこからも車が来ないことを確かめて左脚を引きずるように道路を横断・・やっと郵便ポストに着き投函・・そして、帰る・・郵便ポストから50mほど歩いたところでふとあれ?手紙を投函したっけな?覚えていないのだ・・別に痴呆ではない左半身の猛烈な痺れと緊張のせいで・・忘れてしまったのだ・・不安になってまた郵便ポストまで50m引き返してその間に手紙が落ちていないか確認・・たぶん大丈夫だろうと言い聞かせるそのころには全身汗だく・・だたかが近所のポストに手紙を投函するために「歩いて」行くだけでこんな具合いだ・・我ながらイヤになってくる・・だから手紙も書留が一番安心・なぜなら控えであとで確かめられるから...
人間について

諸行無常・・だな

ああ・・今日、、家内が息子がまたもやもや病の脳虚血発作で学校で右半身麻痺症状がが出たと電話がかかってきので小学校にかけつけたと慌てふためいてた電話がかかってきた・・ええ・・もう5年前の脳血管吻合手術で新たな血管ができもう症状はでなくなった、もうほとんど治ったと安心していたのに・・またか・・心の動揺を抑えきれない・・自分のことならともかく息子のこととなると・・さすがに動揺する・・これまで必死に這い上がってきてやっと、何事も順調に進み始めたかに思えた矢先なのだ・・あんまりだな・・もやもや病(正式病名:ウィルス動脈輪閉そく症)・・進行性の難病だとは知っていたけれど・・4年も発作がでなかったらもう治ったのではないかとそう思いたかった・・なのに・・やっぱりまだもやもや血管は残存していたのだ明日、早速脳神経外科に連れて行くまた脳手術をするなんて言われたら辛い本人もそれを一番恐れているのが分かる・・また5年前の以下のような息子の姿を見るのは、もう勘弁してほしい・・(/_;)なにごとも平穏はいつまでも続かない。。今、諸行無常を感じている・・
独り言

懐かしい記事・・かつて健常者だった証拠・・

懐かしい雑誌記事を見つけた・・当時(大学生の頃)の僕が大事にしまっておいたのだろう僕が全日本潜水連盟というスキューバダイビングライセンス認定団体主催のフリッパーレースという足ヒレだけで競泳するという実に超マイナーなスポーツの全日本の大会の結果の記事がスキューバダイビング雑誌記事として掲載されていた。。これでも当時の僕は全日本で2位になれた・・超マイナーなスポーツだったけど、それなりに多少の誇らしかった。だから、この雑誌のこの月(1984年11月号だけ本棚の奥に後生大事にしまってあったのだ・・笑ちょっとは自慢してみたいからその記事の僕のことを書いてある部分ををスキャンしてみた。。<順位表>これを読むと何より・・自分が確かに健常者であったのだ・・という実感が沸き、あの自分はどこへ行ってしまったのだろう・・という不思議な感覚に襲われた。。でもこの記事の1984年にはまぎれもなく自分が確かに健常者であった証拠になる・・そして何より、このレースで1位になった永井がメダルとは別にロレックスのダイバーズウォッチ(当時35万円くらいだったと思う)を贈呈されたのをみて悔しかったことだけは今でも覚えている...
人間の生き方

今、この瞬間を精一杯生きる

昨夜、久しぶりに未練がましい夢を見た・・今更・・と言う感じだ左手左脚の頑丈で健常で自由に動いている自分がそこにはいた。でもそれは自分であって、自分でない感じだった・・まるで「故人」を思い出すように見ていたもうこんな自分とは二度と会えないんだなという感情が湧き、とてつもなくさみしい気持ちになって朝目が覚めた・・まるで、親しかった近親者を亡くしたような気分だった。。「とき」が解決してくれるということは「忘れる」つまり、記憶が薄れるということだもし忘れることができなかったら「とき」は何の解決にもならない・・と誰かが言っていたことを思いだした。僕が健常者でいた期間は生まれてから45年もの歳月のあいだ四肢とも健康だったその(面影?)は僕の身体からそう簡単に消える(忘却できる)わけもないまだ左半身が切断でもされて、存在しないのならまだしもそれどころか、傷ひとつなく見た目は健康そのものの(健常な頃と同じ)左半身が目の前に存在している。。。忘れられるわけがない・・まだ僕は過去に生きている部分がある・・そんなこと夢みても、振り返ってもどうしようもないのに・・人間って、過去に生きるのは辛いそれは過去が今の...