人間の生き方 国際外交は本当に「目には目を、歯には歯を」でなければならないのか
昨今の尖閣諸島問題で、日本政府は「弱腰外交」と非難されている。国際社会はそんな生易しいものではないという声も聞こえる。「平和ボケ日本」という声もたくさん聞こえてくる。19世紀以降西欧列強諸国の帝国主義から始まって、国際社会はパワーポリティクスであるという国際政治学者もいる。確かに必ずと言っていいほど「報復措置」を行い、それによって紛争を「解決?」してきた西洋諸国を見ていればそのようにも感じる。本当に「目には目を、歯には歯を」でなければ国際社会は通じないのだろうか。「目には目を、歯には歯を」の記述はハンムラビ法典196・197条にあるとされ、新約聖書のや旧約聖書にもその記述は存在するそうだ。これが西洋諸国の考え方の原点でもあるのだろう。本当にこのような考え方で国際社会が成立するのだろうよく日本の「弱腰外交」について平和ボケ日本というような言われ方をするけれども。カウンター報復をすることが必ずしも解決につながらないと思う。あのマハトマガンジーが無抵抗主義を貫いたときこのように言っている----------------------------------------非暴力とは 悪を行う人間の...
