人間について こだわりと執着心が人間の苦悩の元凶
「こだわり」というものは、ときには美しいしかし「こだわり」持つことは人間の苦悩の元凶を持つに等しいと思う。こだわりとは、人間にとって、プライドの一種であると思う。そして愛着の一種でもある。さらに自分の過去に対する愛着でもあり、プライドでもある。そこには自分の「愛」や「誇り」が埋まっていると思う。だからその「こだわり」を捨てなければならない時、強烈な「喪失感」に襲われる。人間の「喪失」の怖れは判断を狂わせる。冷静でいることができなくなる。時には凶暴になり、時には、自暴自棄になり、自らの命まで絶とうさえするものだ。ときにこだわりの心や愛着は美しくみえる美しいからこそ喪失への恐れが生まれその喪失時には怒りと悲しみに包まれるだから僕は思う人間にとって「こだわり」など邪魔にしかならないのではないか「こだわり」を持つと、その喪失への怖れが始まる。これは生きるということと同質のものではないかと思う。人間はこの世の中に生まれ、生を受けた瞬間から、死への怖れが始まる「死への恐怖」を捨てることができれば、人間は、とてつもなく強くなれると思う。同じように「こだわり(自分の過去)」を捨てることができれば、前に...
